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確認しなかった後、本当に何かあったらどうするの?

こんにちは。鈴木です。

 

確認強迫の方からよくある質問です。

不潔強迫や縁起強迫の人も参考になるかと。

確認(強迫行為)しないで本当に何かあったらどうするんですか?その対処法を教えて下さい。そうじゃないと不安です。

 

 

何かあった時の対策を考えてるつもりが確認になってませんか?

 

鍵を確認しなくてもし本当に泥棒に入られたらどうするのか?
書類を確認しないで本当に大事なところを見逃していたらどうするのか?

 

本当にそうなったらどうするのか?をきっちりしてから挑戦しよう!ではダメなんですよ。

この質問自体が安心感を求めて確認しようとしている可能性があります。

この裏には「何かあっても100%大丈夫だって保証してください。そうじゃないと不安で挑戦できません」ってメッセージがあるっぽいです。

 

「万が一」を恐れて100%保証を求めているのが強迫。

理屈の上では「起こらない」ってことを証明なんかできないのです。

考えても「じゃぁ、この場合は?」などいくらでも不安なんか出てきます。

永遠に安心できることはありません。

 

ってことは、ずっと強迫に挑戦できないか、やれたとしても逃げながらの挑戦となります。

「本当に何かあったら困るから○○回は確認しよう」「フツーの人でもこれくらいはするから」とか。

このやり方は逃げながらの挑戦なので中途半端にしかよくならず、調子によって左右される生活となります。

多くの人が陥りやすいところです。

 

 

黄色信号は突っ込め!

結局、何かあったらその時考えるしかないんですよ。「そんな風に考えられない」って思いますよね。

ではどうすればよいか。

よくある誤解があって、確認強迫の練習ってのは「確認しなくても何も起こらないってことがわかる」ということではありません。

何かあるかもしれないし、ないかもしれないことを受け入れていくことが練習となります。

心の黄色信号は突っ込んでいきましょう。

ぶつかった時はその時考えるって恐怖ですよね。

その恐怖に慣れていくことで「何かあったらそのときに考えよう」に変わっていけるのです。

不潔強迫とか縁起強迫の人も一緒ですよー。

 

カウンセリング予約はこちら

強迫症に挑戦するモチベーションにするために考えてみるとよいこと

こんにちは。鈴木(komayamaco)です。

今回は強迫症に挑戦するときにどうモチベーションを保つのか?

個人的な経験からヒントになりそうなことを紹介します。

強迫性障害のご家族必見!強迫を悪化させてしまう「巻き込み」について

こんにちは。鈴木です。

強迫性障害は家族を中心に他人を巻き込むことがあります。
家族に対して手洗いを強要したり、確認をしつこくしてしまったり。

 

「巻き込み」と言われているものです。

 

強迫性障害の人は巻き込みをしないことが治療の一つになります。
家族の方は巻き込まれないことが治療の手助けとなります。

強迫行為にやさしく応じることが理解ある家族ではありません。

どれが巻き込みかどうかわからない人もいますよね。
今回は巻き込みについて書いてみます。

 

 

巻き込みのあれこれ

洗浄・不潔強迫ではキレイか汚いかを確認したり、同じように「キレイ」にしてもらおうとします。
・手洗い、着替えを強要する
・トイレや寝る時の服装、やり方を自分がキレイとする方法をさせる
・キレイにさせておきたい場所を思い通りに掃除させる
・「さっき私何かに触った?」と、触ったかどうかを確認する

 

ちょっと見逃しやすいやつとしては
・「これ汚い?」「触っても大丈夫だよね」と確認する

 

確認強迫や不完全恐怖はそのまま安心を求めようとします。
・ガスやカギを家族に確認
・カードを落としていないか確認
・車の運転で何も当たっていないか確認

・自分の完璧なやり方を家族にも強要
・自分が間違ったことを言っていないか?書いていないか?を確認
・自分が間違った理解をしていないか?自分の言っていることが正確に伝わっているか?を確認

 

 

縁起強迫も同じような感じ
・儀式を家族にも強要
・「○○をしても何も起こらないよね」と確認
・縁起のよいことを言ってもらう、行動してもらう

 

不完全恐怖系の人はこれも
・「行動療法はこのやり方であっているのか?」を確認

 

少し良くなってきたときにはよくあるのがこれ
・「これは強迫観念なの?」と確認

 

他にもいっぱいあると思います。
わかりやすい巻き込みから、わかりにくいものまであるので最初はわかりにくいかもしれません。

 

 

 

巻き込みに対する家族の対応について

 

巻き込みには決して応じてはいけません。
「大丈夫だよ」「何も起こらないよ」など安心させるのは、一時的に安心させることはできても症状はもっとひどくなっていきます。
しつこく質問されたり、泣かれたりするとついつい応じてしまいがち。
また「手を洗いすぎるのはもっと細菌に感染しやすくなる」と理屈で説得しようとしても無駄です。

だから治療をすると決心するのは本人だけじゃなく家族も必要なんですよ。
家族に覚悟がないと巻き込みに応じてしまい、どんどん強迫は悪化していきます。

 

 

医療機関で「大丈夫って安心させてください」「それくらいは私も確認や手洗いしているからやっても大丈夫でしょう」と指示されることがあるかもしれません。
それは間違った対応です。

「強迫症状は幼いころのトラウマが・・・」「愛情不足が・・・」ってのは論外です。
残念ながら行動療法を専門としていないところがほとんどなので、間違ったアドバイスをされることが多々あります。

こんなこと書くと同業者から怒られるんですよね。医療不信になるじゃないか!って。でもホントのことだし。

 

じゃぁ、家族はどう対応したら良いの?ってことについてはこちらの記事をご覧ください。

強迫性障害の家族の対応について―3つのポイント

 

 

家族の方だけでもカウンセリングを受けられます。

どうしてよいかわからない場合などご相談ください。

もちろん、強迫性障害で悩んでいる人は早めに治療しましょう。

カウンセリング申し込みは、申込みフォームかLINEで。

強迫性障害初心者のための病院ガイド

こんにちは。鈴木です。

 

強迫になるとまず病院に行く人がほとんどですよね。

でも病院ってどこに行けばいいの?どんなことをするの?ってのが分からないのでは?っと思い、書いてみました。

以前LINEのグループでも話題に出たことがあったので知りたい人もいるんじゃないかなぁと。

LINEグループについてこちら。

今回は行動療法などで有名な病院とかではなく、一般的な精神科に通院する場合を前提です。

 

どの病院にいけばいいの?

病院といっても小さなクリニックから大学病院まであります。

ここで気をつけて欲しいのは大きな病院や大学病院=腕が良い人の集まり、ではないってこと。

権威が好きな人はいいかもしれませんけど。

大学病院なんかは研究や若い人の養成も兼ねているってことを忘れずに。

小さいクリニックだろうが、大学病院だろうが人によるんですよね。

 

どこにいったらよいかは行かなきゃわからないのですが、個人的には話し合えるお医者さんがおすすめ。

聞いたらめんどくさそうに話されると嫌じゃありません?

薬の疑問点はきちんと質問しましょう。

どれくらいで効いてくるのか?副作用は?とか。

「何も言わなくても丁寧親切に教えてくれる」ってわけではないのが実情です。

 

私がやめた方がよいと思うのは、サプリメント中心にやっている医者のところ。

よくお薬が嫌だからってそういうのに頼りたくなる人がいます。

強迫性障害にサプリメントや漢方は効くという科学的根拠はありません。

高額な料金をとられておしまいになります。

 

私が精神科に通うなら、とりあえず近場のクリニックで探しますね。

大きな病院だと、担当のお医者さんの曜日が限られていて不便なんです。

行ってみなきゃわからないなら、通いやすいところかなぁと。

 

 

病院では何をしてくれるの?

強迫性障害の場合ですが、ほとんど薬物療法です。

日本では基本的にお薬の治療なんですよ。

ごくごく一部のお医者さんが行動療法をやってくれることがありますが、ほとんどないと思っていいでしょう。

「お薬がいいか、カウンセリングがいいか、私をみて判断してくれるだろう」って思いがちですが、薬のみの治療になることが9割以上かと。

最初以外は「調子はどーですか」「眠れてますかー?」とか言われて、薬の調整になることが多いのでは。

じーっくり話を聞いてくれて・・・が理想ですが実質無理なんです。病院がつぶれてしまいます。

たまに長い時間とって聞いてくれる先生もいますけどね。

一般的には話を聞いて欲しい場合は自分からカウンセリングを希望した方が良いかと。

 

 

認知行動療法はどう受けるの?

強迫性障害で一番効果があるのは認知行動療法ですが、最初から説明を受けることはマレです。

それどころかずっと認知行動療法をすすめらることはありません。

「いつかお医者さんが適切なタイミングで自分にすすめてくれるだろう」って思っていると薬だけの治療になる可能性は高いです。

「長い間お薬のんでくださいねー」となります。

 

ちなみに認知行動療法の細かいことを多くのお医者さんは知りません。

「手を洗わなくたって大丈夫だよ」とか「確認には応じてあげて安心させてください」とか、「子どもには行動療法は効かない」とか「薬を飲む以外に方法はない」とか間違ったアドバイスをされることが多々あります。

 

ではカウンセラーなら認知行動療法をやるかと言われれば、それも違います。

ほとんどの人はやらないですし、経験が少ない人が多いかと。

認知行動療法を専門にやるカウンセラーは少数派です。

認知行動療法を受けたいなら自分で受けられるところを探さなくてはいけないことが多いでしょう。

 

 

やっぱり病院に行ってみなきゃわからないです

病院選びはカウンセラー選びと同じでいってみなくてはわかりません。

自分に合った病院を探してみましょう。

お薬と認知行動療法はどれくらいの効果があるか?についてはこちらの記事に書いていますので、治療を選択する時の参考にしてください。

薬と認知行動療法、強迫にはどれくらい効果あるの?

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