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強迫症に合った仕事は?強迫症と仕事の質問に答えました

こんにちは。鈴木です。

 

強迫症は仕事に大きな影響を及ぼします。

強迫症によって仕事が出来ない、仕事はしているけれど強迫行為で仕事がすすまなくて困っている、という人も多いでしょう。

 

今回は仕事と強迫症についてよくある質問3つに答えます。

内容はこちら。

 

・強迫症でも仕事は出来るのか?

・強迫症に向いている仕事はあるのか?

・業務に確認や手洗いがある場合の考え方

 

強迫症だけど仕事をしたいと考えている方は参考にしてください。

 



強迫症でも仕事はできるのか?

 

結論から言えば強迫症をかかえながらも仕事をやっている人はたくさんいますので可能です。

もちろん重症度にもよります。

 

ただ、強迫症があまり治っていないまま仕事をしているとだんだん支障が出てきやすいです。

確認強迫の人であれば、何度も確認することで仕事がすすまなくなってきます。

周囲を強迫に巻き込み人間関係も悪化することもあります。

自宅での強迫行為に時間がかかり遅刻を繰り返してしまうことも。

 

このため、仕事に支障をきたすような強迫症状はある程度改善させてから仕事をするのをおすすめします。

すでに仕事をしているなら積極的に苦手なものにチャレンジしたり強迫行為を減らす努力をしたりする必要があるでしょう。

何もしないで現状維持でいると、今何とか仕事が出来ていても、次第に現状維持すらできなくなりやすいです。

 

いきなり仕事をする自信がない人は、就労移行支援施設等の福祉サービスを利用するのも良いでしょう。

仕事のためのトレーニングや必要な知識を学ぶことができます。

就労後も職場との調整をしてもらえるなどサポートを受けられることもあるので、障害者雇用を希望の方は一度検討してみるとよいです。

 

 

強迫症に向いている仕事は?

 

強迫症の人がどんな仕事が良いかについて、一般的なアドバイスとしては自分の強迫行為から離れた仕事が良いと言われています。

確認強迫の人なら、確認が多いような仕事は避けるなどです。

強迫観念が起こるきっかけを少なくすることで、強迫行為も少なくなりやすいかもしれません。

 

しかし、やりたい仕事が確認する仕事であることもありますし、そもそも確認しない仕事はあまりありません。

仮に一時的に苦手な職務が免除になったとしてもずっとは難しいでしょう。

実際のところいくらでも強迫観念のきっかけは出てきますし、強迫観念が起こりにくい仕事に就くことは難しいことがあります。

 

人によっては苦手なものを業務にして強迫症の改善に向かわせる人もいます。

実際にあったケースとしては不潔強迫の人がついた仕事がたまたまトイレ掃除が業務内にあり、練習だと思ってやったら不潔感に慣れて改善したことがありました。

確認強迫の人でも確認が主な仕事ではあるものの、曝露反応妨害のよい練習の機会ととらえて確認を減らすことに成功し普通に働いている人もいます。

このように必ずしも苦手な仕事を避けることが唯一の方法ではありません。

 

結論としてはどのような仕事に就いたらよいかは、今どの程度の強迫症状があるか、曝露反応妨害をしているか、そもそも自分に向いている職場環境は何か、など考慮して考えてみるとよいです。

 

ただどんな仕事をしてもきちんと治療をして改善させていくことが必要となるでしょう。

 

 

業務で確認や手洗いがある場合の考え方

 

強迫行為で手洗いや確認があって止めなくてはいけないのだけれど、仕事で手洗いと確認が必須の場合、どのようにすればよいのか?ということがあります。

 

これについては仕事の決まりで「2回は確認」「手洗いは2回」などあれば、その通りにやってもらって構いません。

業務ですので。

 

ただし決まっている回数の手洗いや確認をやっても納得いかず止めるのが難しいと感じるはずです。

不安だから・記憶が曖昧だからといってそれ以上はやらないようにしてください。

 

 

よく「間違ってもいいやと思えばよい」というアドバイスもあります。

間違っても何とかなる業務なら良いのですが、本当に間違ってはマズイ業務の人には通用しません。

例えば医療の仕事に就いている人などはそうでしょう。

頭で何とかしようとしてもうまくいかないものです。

 

また、そのような人は「人命にかかわるから自分が納得するまで確認しなくては」と強迫行為を正当化したくなるかもしれません。

重要な業務であっても自分が納得いくまで確認や手洗いをしていたら強迫症が悪化し最終的に業務に支障をきたします。

確認や手洗いをやればやるほど納得いかなくなるのが強迫症なので。

きっちりできていない感覚があっても、決めた回数以上の確認をしてはいけません。

 

 

他には確認を何回やらなければというものがない仕事もあります。

その場合は同僚がどのようにしているかを参考にするとよいかもしれません。

特にその中でもテキトーそうな人の真似をすると良いでしょう。

 

 

まとめ

 

強迫症をかかえながら仕事をすることは可能です。

しかし改善努力をしながらでないと続けるのが困難になりやすいです。

今何とか仕事をやれていても、強迫行為を減らすなど努力をした方がよいかと思います。

 

改善努力については認知行動療法を習得すると役に立ちます。

専門家のもとで指導をうけることを検討してみてください。

 

 

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