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ゴミが捨てられない 溜め込み障害の治し方の基本

こんにちは。鈴木です。

 

ゴミやモノを捨てらずに、自宅がゴミ屋敷のようになっている。

それは溜め込み障害かもしれません。

 

溜め込み障害の症状は大きく3つ。

 

①モノを集めてしまう

例:歩いていて気になるものを見つけると、持ち帰ってしまう。

 

②モノを捨てられない

持ち帰ったものを捨てられない。「いつか必要となるかも」「2度とみられなくなる」と不安になるんです。

 

③モノがあふれて生活に支障があってもやめられない

 

溜め込み障害は、以前は強迫性障害の一種とされていましたが、現在のところちょっだけ離れました。

しかし、その治療の仕方は行動療法が有効なのは同じです。

相談にくる人もソコソコいるので困っている人も多いのでしょう。

薬はあまり効かないと言われています。

だからお医者さんのところにいって薬をもらっても良くなっていない人もいるのでは?

地道に行動療法がんばりましょう。

今回は、溜め込み障害の治し方について書いていきます。

ゴミ屋敷は行動療法が有効!

こんにちは。鈴木です。

 

自宅がゴミ屋敷になっている人は、強迫性障害関連の「溜め込み障害」の可能性があります。

テレビで時々やっているのを見ますが、その可能性に触れられていないのはどうしてなんだろう。

マイナーだからでしょうか。

強迫の人って早いうちに行動療法にたどりつく人は多いです。やるかどうかは別として。

しかし、溜め込み障害の人は治療をどうすればよいかわからない人が多いような気がします。

行動療法が有効なことをぜひ知ってもらいたいです。

 

誰かにきれいにしてもらってもムダ!

「必要なものを捨ててしまったらどうしよう」「これを捨てたら2度と出会えないかも」と不安で捨てられない。

「拾っておかないと後悔するかも」と不安で物を集めてしまう。

 

「うつで部屋を片付けられません」って言っていた人の話を聞くと、溜め込み障害であることも。

「昔から捨てるのって苦手だったんですよねぇ」と以前から溜め込み癖があって、ひどくなっていることがあります。

 

好きで集めているコレクターとは違い、生活に支障が出てしまいます。

一軒家の3フロアのほとんどがモノだらけのになっている人もいました。

 

業者に頼んで掃除してもらっても無駄です。

またモノを集めだして、もとに戻るだけ。

 

モノを失う不安に慣れることが治療

治し方の基本は、捨てる不安に慣れること。

まずは「とっとおいたほうが良いかも・・・」と保留にしているものを捨てていくようにしましょう。

捨てたらどんなふうに不安でしょうか?

「後悔する」「後で必要になる」とか。

その不安に慣れていくことが大事。

たくさん捨てていくうちにその不安に困らなくなってきます。

 

 

家族は何をすれば良いか?

家族の協力も必要です。

「捨てても後悔しないよ」など言ってはいけません。

不安に慣らすのが治療ですからね。

本人の確認には「さぁね」で応じないか、「もう2度と手にはいらないね」とか、不安にさせることを言ってあげるのかにしてください。

また本人の代わりに捨ててあげてもいけません。

業者に捨ててもらっても意味がないのと同じです。

 

どうも一人じゃだめだと思ったら便利屋ではなく訪問カウンセリングを

どうにもならない時は私が自宅訪問して指導しますので、ご相談ください。

片づけてくれる業者に頼むよりは、絶対お得です。

まぁ、キレイになるのは時間がかかりますが・・・。

 

溜め込み障害をもっと知ってほしい

本当は悩み始めた初期段階で相談してもらえると良いのですが、そんな人は見たことがありません。

だいたいはどうにもならないところまできて相談となってしまいます。

治療を受けようと思う→薬等の治療を受ける→良くならないので悩み行動療法にたどりつくパターン。ここまで10年以上かかっている人が多いような。

自宅は何年もモノであふれかえっています

薬を飲んでも、「心の傷が・・・」なんてカウンセリングを受けても良くならない人が多いのも事実。

早めに行動療法という解決法があることにたどりついてほしいものです。

強迫の再発を防ぐ3つのポイント

こんにちは。鈴木です。

 

行動療法で強迫性障害がある程度良くなった後でもぶり返すことがあります。

せっかく良くなったのなら防ぎたいところですよね。

再発を防ぐために抑えておいた方がよい点があります。

①よくなった後も時々不安に挑戦する

②苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

③ストレスに対処する、暇な時間を作りすぎない

今回はこの3つのポイントをご紹介します。

これから治療を受ける人も覚えておくと将来的にいいですよ。

 

①よくなった後も時々不安に挑戦する

不安は一度良くなってもしばらくすると復活する性質があります。

ジェットコースターを何回も乗ってある程度大丈夫だなぁ、って思っても、それが数ヶ月経ったら怖い!ってことは想像つきますよね。

強迫も同じ。

改善したあとも、基本は手を洗わない生活をするとか、汚いと思っていたものに触ってみるとか、怖いなぁって思ったものを考えてみるとか、治療中にやっていたことを時々やってみると良いでしょう。

再発を防ぎやすくなります。

 

苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

ちゃんと克服していないとおこりやすいです。

「これだけは嫌だ」と思って避けている場面があるとします。

特定のことだけ苦手なら別に良いのです。

そこから強迫観念が広がっていくから強迫ってやっかいなのですよ。

 

また洗浄強迫で5時間入浴していて大変だったけれど、練習の成果で一時間まで縮まったとします。

「一時間くらいなら以前よりはマシだし、許容範囲かなぁ」なんて思って、そのままにしていると再発しやすくなります。

きちんと治りきっていないので、そこからまた強迫が広がっていきやすくなります。

このパターンはアタマの中で「きれいになった大丈夫」「さっき確認したから大丈夫」と頭で安心をさせるような間違ったやり方をしている人によく見られます。

不安場面は残さないようにすること、中途半端な治り方で満足しないことが大事です。

「時々強迫に囚われてしまう」はOKですが、「以前よりマシだけど、強迫に囚われってぱなし」は良くなってませんよ。

 

ストレスをためない、暇な時間を作りぎない

悩み事が増えてストレスがたまると強迫が強くなることがあります。

女性だと生理前後でも悪化しやすいです。

できるだけストレスをためにくい生活をしていきましょう。

そのためには、自分がどんな時に不安定になりやすいか、対処法はどうするかを準備しておくと良いですね。

 

またあまりぼーっとする時間を作りすぎないことも大切。

あなたがどんな時に悩み事をクヨクヨ考えていることが多いでしょうか?

悩み事って考える時間がある時に考えるもの。

長い時間悩んでいることって、考えても解決しないことがほとんど。

「考えないようにしよう」と思っても、考えちゃいます。

できるだけ活動して暇な時間を減らしていくようにしましょう。

スキーやスノボードをやっている時って悩み事考えませんよね?

 

いかがでしょうか?

良くなった後に数ヶ月に一度でも良いので、カウンセリングを受けていると再発率が下がるという研究結果が出ています。

悪循環に陥りそうなのを防ぐからかもしれません。

心配な人は時々カウンセリングでチェックしてみましょう。

 

モノを捨てられない!溜め込み強迫の克服方法

こんにちは。鈴木です。

 

モノを捨てられない、溜め込み型の強迫の人は、自宅にものがいっぱいになりがちです。

 

道に落ちているもの、雑誌の記事、雑貨品などとにかく気になるものがたくさんです。

 

捨ててようとすると「必要なものを捨ててしまったのでは」と考えやすいのです。

 

人によっては、写真をその都度とっている人もいます。

 

それでも捨てられません。

 

2度と見られない、手に入らない、後悔するのでは、という恐怖があるので。

 

そんな人は当然「捨てる練習」が必要です。

 

家族などに手伝ってもらって良いのです、捨てるのは「自分」でやらなくては意味がありません。

もちろん業者に頼んでもキレイにしてもらっても、あとで溜め込むだけなのでダメですよ。

 

捨てる恐怖に慣れていくことが治療となるので。

 

捨てる時は「もう2度と見られることはない」「もう手にはいらない」と不安を強くさせながらやりましょう。

撮影していた写真があるなら消去しましょう。

 

最初はものすご~く、きついですが、きちんと恐怖と向き合っていくと、捨てることが楽になります

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