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過去のことが気になって確認するタイプの強迫性障害の治し方

こんにちは。鈴木(komayamaco)です。

 

過去のことを思い出した時に「自分は大変なことをしてしまったのでは?」と考え悩む症状があります。

 

「あの時、失礼なことをいって傷つけてしまい相手は自殺してしまっているのではないか?」

「あの時、自分がやっていたのは犯罪ではないか?」

「自分のお腹の子どもは、夫の子ではなく他人の子どもではないか」

 

こんな風に考え、安心するために誰かに確認したり、調べたり、不安な場面を避けたりします。

 

この記事では、このような症状に対してどのようにしていけばよいかについて説明します。

悩んでいる方は参考にしてください。

 

 強迫観念を把握

 

まず強迫観念について、把握していきましょう。

あなたの怖いと思っている考えはどんな中身でしょうか?

これはわかりやすいですね。

上記の例で出したやつです。

「あの時、失礼なことをいって傷つけてしまい相手は自殺してしまっているのではないか?」

「あの時、自分がやっていたのは犯罪ではないか?」

「自分のお腹の子どもは、夫の子ではなく他人の子どもではないか。自分の記憶があいまいなだけで誰かと関係をもったのでは?」

などなど。

 

 強迫行為を把握

 

次に強迫行為を把握していきましょう。

強迫観念が浮かんできたときに不安でやっていることです。

 

代表的な強迫行為の例はこちら。

 

・自分が失礼なことを言っていないかを他人に確認する

・自分がやっていたのは犯罪だったかどうかをネットで調べる

・頭の中で記憶をたどる

・頭の中で「大丈夫」と言い聞かせる

・頭の中で「よし」となるまで考え続ける

 

 

 回避場面を把握

 

あと回避していることも把握しておきましょう。

・過去に痴漢をしたのでは?と不安になり女性がいるところを避ける

・失礼なことをいってしまったら困る人を避ける

・楽しいことをすることを避ける

 

 

 強迫行為への対処法

 

基本的な対処方法で共通しているのは強迫行為をしてはいけないこと。

誰かに確認を求めたり、ネットで調べたりするのは目に見える強迫行為でわかりやすいですよね。

やらないようにしましょう。

周囲の人にも安心を求めないようにし、周囲の方は安心させるようなことをいってはいけません。

ネットで調べたり、知恵袋とかで質問したりして一日中スマホをいじるのはやめましょう。

 

忘れやすいのは、頭の中で「大丈夫」で考えるのも強迫行為であることです。

大丈夫な理由を探しても不安になるだけ。

やっかいなのは医療機関でも「そんなことないから大丈夫だと思いなさい」と間違った指示をされることああります。

そういう時は、治療者を変えた方がよいかもしれません。

 

 

 強迫観念の扱い方

 

強迫観念は「考えないようにしよう」と思うと悪化します。

「過去のことを考えないようにしよう」とする努力している時点で過去のことを考えているからです。

関連記事

強迫観念を忘れようとしても忘れられない理由

 

強迫観念への扱い方は人によって異なります。

無難な対処法の一つは「浮かんで来たら、そのままにする」こと。

白黒つけず、曖昧なままにしておくんです。

忘れようとする努力も中身を肯定も否定もせずそのままにします。

 

強迫の人は白黒つけずそのままにするのが苦手です。

モヤモヤした状態をキープして日常生活を続けていきましょう。

おそらく弱まったり強まったりを繰り返すでしょう。

日常生活を送っていても集中できないかもしれません。

それでも集中できないまま生活を続けてください。

 

しばらくすると囚われの程度が減ってきます。

思い出すと、また囚われますけどね。

それでも繰り返していくことで改善していきます。

 

強迫観念の特徴について知っておくと便利です。

こちらの記事にも書いています。

小学生でもわかる強迫性障害の対処法

 

 

 暇な時間は減らす

 

不安な時って時間がある時の方が多いです。

一日中不安なんです!って人でも、不安が強い時と弱い時があるもの。

 

で、だいたいの人はこのパターンにはまります。

 

不安だからやる気が起きない

→考える時間が増える

→嫌な考えが増える

→不安だからやる気が起きない・・・

 

こうなるともう悪化していく一方です。

いくら「不安な考えはそのままにする」「強迫行為をしない」ってやっていてもきついでしょう。

 

暇は強迫のエサになります。

やる気がなくても動くようにしましょう。

強迫は体を休めても良くなりませんよー。

 

関連記事

強迫性障害でうつかもって思った時の対処法

 

あとネットで強迫性障害や心の病気にについてずっと調べている人はやめましょう。

調べているうちは症状にとらわれ続けますよ。

 

 

 避けているところには直面

 

避けているものがあれば、直面していきましょう。

「痴漢をしたのでは?」と不安で電車に乗れない人は電車に乗る。

「自分が犯罪をおかしたのでは?」と考えて、いけないところがある人は行く。

「失礼なことを話してしまったのでは」と考えて人前を避けているなら人前にいく。

「人を陥れた自分は楽しいすることしてはいけない」と考えているなら、楽しいことをするとか。

積極的に不安なことが引き起こされるようなきっかけにさらしていくようにしましょう。

 

 

 なかなか良くならない時にチェックすべきこと

 

症状が良くなっていかないって時は、何か強迫行為をしていると思った方がよいです。

特に頭の中で安心しようとしているのが引っかかっていることが多いので注意しましょう。

 

あと「こんな考えがあるなんて嫌」と、強迫観念が浮かんでくるのを受け入れることができないと、症状は改善しないです。

そういう人の特徴として不安をなくそうとするあらゆる手段を調べてやろうとしています。

カウンセラーなどにも「この時の対処はどうしたらいいんですか?」としつこく聞いてしまうタイプが多いような気がします。

 

不快な考えは受け入れていくようにしましょう。

 

動画はこちら

 

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