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強迫性障害の誘惑に負けてしまう うまくいかない時はどう考えればよいか?

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害を克服するためには不安に慣れる練習をすることで良くなっていきます。

しかし、なかなかうまくいかないで落ち込んでしまうこともありますよね。

やってはダメなのことをやってしまうのが強迫です。

 

落ち込むと再度練習していくのが嫌になるものです。

 

この記事では強迫の練習がうまくいかない時、どんな風に考えると良いのか?について紹介します。

治療していると誰も一度は経験すること。

うまくいっていない時は参考にしてください。

 

 

 右肩上がりに良くならないことを受け入れる

 

不安だったことが、ある程度よくなった。

しかし、しばらくしたらまた怖くなったっていう経験ありませんか?

 

「せっかくよくなったと思ったのに」

「やっぱり良くならないんじゃないか」

とずーんと落ち込みますよね。

 

一度大丈夫になっても、また不安になることはよくあることなんです。

だから気にする必要はありません。

だいたい良くなったり悪くなったりを繰り返します。

悪くなった時はまた不安への練習をすればよいだけ。

 

あきらめないようにして下さい。

 

注意したいのは、やり方が不十分のためうまくいっていないケース。

例えば積極的に不安なことをやっていない場合。

「いつも不安なんだから、あえて嫌なことを考えたり、行動しなくていいだろう」と考えて、自然に出てきた強迫観念を我慢しているだけの人はいませんか?

これではなかなかよくならないで、改善していきましょう。

理由と対策についてはこちらの記事に書いたので参考にして下さい。

 

強迫行為を我慢するだけではダメ 調子に左右されない方法とは

 

強迫を治したとおもったらまた出てきた 5つの理由と対策

 

 

 

 自分を責めるともっとやる気がなくなることを覚えておく

 

うまくいっていない時、どっちの考え方をすると、再度不安に挑戦する確率が上がると思います?

 

A  「不安に負けてしまうなんて自分は意識が弱くてダメなんだ」と自分を追い詰める

B  「人間なんだからこんなこともあるよね」と自分を慰める

 

 

 

正解はBなんです。

自分を責めるより、自分を慰める方が、改善しようとする行動を起こしやすいのです。

いろんな研究からわかっていることなんですよ。

 

Aの方がよいと思い込んでいる人が多いかと思います。

「そんな甘くしたらもっとやらなくなるんじゃないか?」って。

 

ところがAのように自分を責めると、うまくいかないことを直視できず、行動に移さなくなるのです。

やったとしても、またうまくいかないと、どんどんやらなくなります。

自分を責めているとヤケになり、落ち込み、さらにやる気がなくなるんです。

 

「不安に負けてしまう自分はダメ」と考えてばかりで不安に挑戦できていないって経験ありませんか?

だいたいうまくいってない人ほど自分を責め、不安に直面することをあきらめがちです。

 

そんな時はBのように、強迫に負けてしまった自分を許すような声かけを自分にしてみましょう。

もちろん許すだけで終わっちゃダメですよ。

次は何を挑戦するかを考え実行していきましょう。

 

 

 他の方法に逃げない

 

上手くいかないと「もっと他の方法はないか?」と考え、ネットで調べていませんか?

残念ながら、薬を除き、認知行動療法以外で強迫性障害はよくなる方法は未だにみつかっていません。

 

だいたい楽な方法を探します。

栄養をとったらー、サプリ飲んだらーとか、セロトニンを増やす行動したらーとか。

そういうのって効果は認められていないのです。

 

最近多いのは、認知行動療法の中にマインドフルネス技法ってのがあって、瞑想ばかりしている人。

マインドフルネス自体はいい方法ですが、強迫の場合、不安に直面しない限りよくなりません。

 

「もっといい薬や治療方法が出てくるまでまとう」と考える人もいるかもしれません。

そういう人は「その画期的な方法が出てくるのをいつまでまつか?」と期限を決めましょう。

そうしないといつまで経っても強迫にとらわれたままです。

 

強迫を治すのに楽な方法はありません。

他の方法に逃げて、時間とお金を無駄にしないことをオススメします。

 

 

 

 ハードルを下げて完璧主義はやめる

 

高い目標を立てて一気にやると、かなりよくなります。

しかし、なかなかできないことも多いです。

 

特に完璧主義の人は高い目標にチャレンジして「出来ない」と落ち込み、不安に挑戦することをあきらめがち。

 

強迫の人は完璧主義の人も多いので。

 

まずハードルが低いことから始めることを考えて行動しましょう。

「そんな不安なことなんか出来るようになれっこない」とあきらめるのではなく「今やれるところからやっていこう」という発想が大事です。

うまくいかなかったとき「失敗はしょうがない。ハードルを下げてできそうなところに挑戦しよう」とコツコツやっている人はその後良くなっていくケースが多いですよ。

 

 

 まとめ

 

強迫を治していく過程は一筋縄ではいかないです。

上手くいかない時ほど、あせらず、自分を責めず、他の方法に逃げず、何歩か戻ってもよいので、また不安に直面することをやっていきましょう。

そうすると、やる気が少しずつ出てきますよー。

 

やっぱりうまくいかない人はカウンセリングで一緒に治していきましょう。

カウンセリングの申し込みはこちら。

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