2019.05.13 | 強迫性障害全般
オフ会で感じた強迫症の人が集まってお話するメリット
こんにちは。鈴木(komayamaco)です。
強迫症のLINEグループ(OCDサロン)のオフ会を神戸で開催しました!
強迫の人が集まってお話するとメリットがあるんですよね。
「自分一人だけが強迫で悩んでいるのでは?」と孤独感がある人が多いので、そういう人にもオススメです。
今回はオフ会の様子をレポートしながら、その時に感じた強迫の人が集まってお話するメリットやオフ会で話題になっていたことを書きます。
メリット1 本物の強迫症の人と出会える
本物の強迫症の人と会える・・・当たり前のことかもしれませんがこれは大きいです。
今回オフ会に参加した理由を聞くことができたのですが、多くは「強迫の人と話してみたい」ということでした。
強迫症の人は50人に1人くらいはいると言われています。
しかし、周りにそんな人いない!本当にいるの?って思う人も多いんですよ。
やはり実際に会ってみたい!と思うのは当然のことかもしれません。
会うと「ホントにいたんだ!」「自分だけじゃないんだ!」という体験ができます。
メリット2 強迫の話が「あるある」で笑って話せる
普段、強迫観念って不快なもので一人で悶々と悩んでいる人が多いかと思います。
誰にも話せない、話しても理解してもらえない人が多いでしょう。
それが強迫の人同士となると「あるある」の話になるんですよ。
オフ会でも「強迫行為中に家族に話しかけられると、もう少しだったのにー!とイライラして家族にキレる」
とか、強迫の本を書いている人の話とか、普通の人が聞いたらよくわからないことがフツーに通じます。
「あるある」なので普段深刻に感じている強迫観念を笑って話せるんですよね。
そうすると客観的に自分の強迫観念を見られやすくなります。
笑いながら話しているので、外から見たら精神的な悩みを話しているとはとても思えないです。
もちろん実際の場面になれば深刻に考えてしまうかもしれませんが、笑って話せることが強迫観念を客観的にみることになることを体験できるのはよいかもしれません。
メリット3 人の強迫を客観的に見て、自分を振り返ることができる
強迫の人の多くは自分と同じ種類の強迫の人と話したいと思うかもしれません。
しかし、他の強迫タイプの話を聞くことで重要な学びが得られます。
それは他人の強迫から自分の強迫を客観的に見ようとするきっかけになれること。
自分とは違う強迫の人の話を聞いていると「なんでこんなこと怖いと思っているのだろう」と考えるんです。
強迫の人は別の強迫については客観的に見る力があります。
その時に「自分の強迫も他人から見たら同じように思われてるかも」って自分の強迫を客観的に見られると、「もしかしたら自分の考えていることもその程度のことかもしれない」と今後に活かせることができます。
家族に強迫のことを打ち明けるべきか?
今回出た話題の一つは「家族に強迫のことを話すべきか?」について。
強迫症だと知られることでパートナーと別れることになったらどうしようと不安に思うことがあります。
ケースバイケースですが基本的には家族に病気のことを話して対応方法を理解してもらった方がよいです。
今日の話にも出ましたが、家族に話していなくても巻き込みをしていることがあるんですよ。
ですから、巻き込みに応じない対応などを身につけてもらい、これ以上強迫がひどくならないようにしていく方がよいことが多いです。
また人によって話すことで「家族に強迫症状がうつってしまう」と不安で強迫行為として家族に話すことを回避することもあります。
この場合は回避なので話した方がよいでしょう。
確認せずに本当に忘れ物をしてしまった時の心持ち
オフ会が終わって会場を去る時にある参加者が「何か落としたかもしれない」と不安で確認しようとしたのをみんなで「確認しないようにしよう」と言いながらその場を立ち去りした。
よかった・・・と思ったら、後ろから店員さんが「忘れものですよ」と私のキャリーケースを持ってきてくれました。
危うく神戸に置いていくところでした。
まぁ、忘れてもなんとかなる・・・ということを学ぶのも大事です!
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