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洗浄・不潔強迫

ノロウィルスが不安で消毒をやめられない 強迫性障害を治すには

2016/12/25

こんにちは。鈴木です。

 

洗浄・不潔強迫の人の中にはインフルエンザやノロウィルスなどを恐れて手を洗う人もいるでしょう。

手洗いを短くしようとする試みはあまりうまくいきません。

一度洗いだすと、きちんときれいになっていない気がして、手洗いをやめられなくなるものです。

ましてや「インフルエンザやノロウィルスに気を付けるため、手洗い・消毒を徹底しましょう」と言われると、さらに手を洗いたくなりませんか?

 

この記事ではインフルエンザなどウィルス感染が怖い場合、どのようにしていけば克服できるかについて説明していきます。

特にメディアなどで手洗いをしたほうが良いといわれているものについて、どうすればよいかに言及していきます。

実践することで、多くの人が良くなっていきます。

私も良くなっている人を何人も見てきました。

長い間悩んでいる人でもやれば改善していくのであきらめずに実践してください。

 

 強迫の悪化パターンを把握しよう

まず悪化パターンを把握しましょう。

 

ウィルスがついているのでは?と不安になる

→手洗いや消毒

→安心

→安心は長続きせず、「あそこにもウィルスがいるのでは?」と不安が拡大

→清潔にしなくてはいけなくなり生活に支障をきたしていく

 

手洗いや消毒をすることは一時的な安心をもたらしますが、一方で不安を大きくさせる作用があります。

目に見えないウィルスを恐れ、「いるかもしれない」と考えただけで消毒の対象となります。

人によっては不安な対象に触っていないに「触ったかもしれない」と思うだけで洗いたくなります。

手洗いや消毒をやっているうちは悪化していく一方です。

 

 

 基本的な治し方

 

ウィルスが怖い場合でも、以下3つをやっていけば、良くなっていきます。

① ウィルスがついている、病気になりそうと思って触れないモノ、場所に触っていく

② ①を触りキレイにしておきたい場所、人、モノに広げていく

③ 手洗いや消毒、頭の中で「大丈夫」と安心させることはしない。

 

詳しいやり方はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

手洗いがやめられない人へ 洗浄・不潔強迫の治し方

 

24時間、世界中どこにいってもキレイと汚いの境目をなくしていき、ウィルスと一緒にいる感覚にしていくことがコツ。

頭の中では「ウィルスに感染した」など最悪のことを考えます。

どんな怖い考えが浮かんでも大丈夫と思えるようにしていきます。

よくあるのは「そのようなことを考えたらすぐに楽になる」と誤解をしている人です。

もちろん「ウィルスに感染したのでは」と不安の強さは上がるに決まっています。

その不安に慣らしていくことが治療です。

結果的には楽になりますが。

関連記事

不安な時どう考えればいいの?強迫観念との付き合い方

 

「そんなことしたら悪化しそうだ」と思わせて、挑戦させないようにするのが強迫。

ちゃんとやれば悪化することもありませんが(こちらの記事に書いています)「そんなことやって悪化・おかしくなりませんよね」と何度も周囲や治療者に安心を求めるのは強迫行為の可能性もあるでご注意ください。

 

 

 

 「手洗いしましょう」という情報についての考え方

 

ここで問題になるのは、テレビなどで「帰宅後は手洗いを徹底しましょう」など、言われている時期でしょう。

強迫性障害を克服していくなら、インフルエンザやノロウィルスについて警報が出たとしても、手洗いをしてはいけません。

強迫行為をしてよい理由を与えてしまい、病気が良くならないからです。

 

ただでさえ、洗浄・不潔強迫の人は手洗いをしてもよい理由を探しているはずです。

「どこからだったら手を洗っていいか?」

「みんなはどうしているのか?」

とネットで調べたり、人に確認するなどします。

当然「手を洗いましょう」という情報を得るでしょう。

「帰宅したら手洗いしましょうって書いてある。これは普通だ。ここまでは洗ってはいいんだ」と洗う理由をつけて手を洗います。

しかし、まずそれだけですみません。

「外に出ていたものは、ウィルスがついているかもしれない」

「もしかしたら、○○からウィルスが入ってきているかもしれない」

と想像が膨らんで、いたるところにウィルスがいることになり、手を洗います。

結局手洗いが止められなくなるのです。

ですから「普通なら手洗いするか?」「テレビや病院でもそういっているけど?」は関係なく、手洗いをやってはいけません。

あえてどれくらいの基準で手を洗っていいのか?に答えるなら、外国で原始的な生活を送っている方のイメージでしょうか。

「どういう時なら手洗いしていいのか?」の発想は捨てましょう。

 

 

 「専門家」の意見にも注意

 

また認知行動療法の専門家でないところにいくと「帰宅後の手洗いとか普通の人でもやるような手洗いは普通にしてもよい」と言われてしまうことがあります。

強迫の人にとっては、不安なことに直面しなくてよいので安心できるかもしれません。

しかし、それをやってしまうとまず治らないでしょう。

治るのだったら、私が真っ先にすすめています。

最終的には普通の手洗いの練習もしてもらいますが、それは十分に不安なことに慣れた後にすること。

最初からやるとまずうまくいきません。

その時も「正しい手の洗い方」みたいなのを参考にして腕まで洗っているとどんどん悪くなります。

 

 

 まとめ

 

インフルエンザやノロウィルスが怖い場合でも、不安なことに挑戦していくことよくなってきます。

メディアの情報などに惑わされず実践してください。

 

うまくいかないときは、私と一緒に治していきましょう。

カウンセリングの申し込みはこちら。

 

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2015/09/13    カテゴリー

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