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強迫症で運転ができなくなっていたのが3ヶ月で改善した人にインタビュー

こんにちは。鈴木です。

 

今回は、カウンセリングで改善した事例を紹介します。

比較的早い期間で改善されました。

改善事例を見ることは、強迫に挑もう!っていう勢いにもつながりますよ!

最後に本人インタビューを載せていますので、参考にしてください。

 

 

 頭の中で確認が増え、仕事に支障をきたすようになってしまった

 

今回ご紹介するのはFさん。

Fさんは、以前鍵の確認が増え得たり、買い物に行った時に「変なものを買ってきていないか」と不安で何度も確認したりしたことがありました。

大学でカウンセリングを受けていましたが引っ越しがありカウンセリングは中断。

それでも症状は自然になくなっていきました。

そうすると今度は車の運転中「誰かを引いてしまったのではないか」と不安になりました。

戻ることはしませんでしたが、車を止めて状況のメモを書き、帰宅後頭の中で大丈夫な理由を探して「大丈夫」と言い聞かせていました。それが苦痛で次第に車に乗れなくなっていきました。

人にぶつかっても後で「以前ぶつかっても大丈夫だった」と思い出し安心するようになります。

ゴミを踏んだ時は「虫を踏んだのでは」と不安になり、虫を踏んでも大丈夫な理由を考えます。

さらに頭の中で刃物や拳銃など人に危害を加えるものがあると武器を「フニャフニャ」のイメージしないと気が済まなくなってきました。それで殺人事件が出てくるニュースや戦争映画など見られなくなってきます。

読書をする時には間違って読むと「間違った知識を他の人に伝えて迷惑がかかったらどうしよう」と不安になり、正しく読み直してからではないと読めなくなってきました。

 

仕事で車を運転したり知識を教えたりすることもあり、仕事に支障が出てきました。

生活の中で強迫行為が広がってきたためカウンセリングを受けることになりました。

 

 

 カウンセリングの経過

 

あえて運転してもらい、運転中のメモを書くことをやめてもらいました。帰宅後、安心理由を探すことについては「人をひいてしまった」とあえて不安なことを考える練習をしました。

 

また、戦争映画や殺人事件が出てくるようなニュースや動画を、安心させるような行為はせず、怖いと思う状態を保ち続け、何度もみてもらいました。

 

読書については「間違ったと考えたまま読み進める」ことをして、そのまま他人にその知識を伝えてもらいました。仕事上で間違っているかもしれないと不安なことを伝えることは、人の生命にもかかわるかもしれないことであったため大分怖かったようです。

 

罪悪感を避けていたり、スッキリ感を求めるようなところがあったため、あえてその逆のことをしてもらいました。

これらの練習を続けてもらった結果、約3か月後にはほとんど生活に支障がないレベルまで達しています。

 

 

 本人インタビュー

 

―カウンセリングを受けようと思ったきっかけは何ですか?

 

最初は彼女が探してきてくれたんです。

これまで相談したことがあったのですが、OCDの専門の人がいなかったんです。

思っていることをスムーズに伝わるのかなと思って。

 

 

―これまでのカウンセリングでは伝わってこなかったってことですか? 

 

いいえ、伝わっていたと思うんですけど「原因からつきとめていきましょう」っていうカウンセラーで。

そんなことやってもなかなか良くならないし、時間もかかるし、もう少し早くよくしたいなと思って。

 

 

―カウンセリングで苦労したところはどこですか?

 

実際に頭の中で避けていたことを想像したりといったことが大変でした。

ただ、このままやったら治るだろうと思ってやり続けました。

 

 

―カウンセリングを受けてよかった点は何ですか?

 

強迫から良くなっていって「普通に過ごしていることがあるなぁ」と思えたところですかね。

職場でも同じ土俵に立てたような。

運転、仕事とか。強迫で悩んでいた時は自分が劣っていたような気がして

逆を言えば今度は「強迫のせいだから」と言い訳できないですね(笑)

 

あと自分に合ったトレーニング方法とか傾向をつかめたのが良かった思いました。

強迫が出てきても応用きかせれば解決できるのだなと。

 

 

 -カウンセリングを受けてみてどうでした?

 

まだ強迫観念はありますが、ちょっとしか思い浮かばなくなりましたね。

確認せずに不安を上げている自分ってすごいなーって。

圧倒時に進歩しているなって感じで。

なんも気にしていない時の自分に比べるとまだまだですけど、どん底でのところと比べると満足しています。

 

 

―強迫で認知行動療法に踏み出せないでいる人がたくさんいるので、何か一言あれば

 

悩んでいるんだったらすぐにはじめたほうがいい!

 

 

 まとめ

 

Fさんは気が付くと時々確認はすることはありますが、ほとんど意識することもなく「そもそもなんで困っていたのか」と考えるようになったそうです。

インタビューの中で改善した言った結果「普通に過ごしているなぁ」っと思えているのは印象的ですね。

 

改善している人に共通するのは、このブログで何度も書いていますが「行動する人」です。

あと不安をなくそうとせず、不安があったらあったで挑戦!と不安を受け入れていける人。

そういう人は、強迫観念があってもなんとかなると思えるので、強迫があることを気にしなくなり、結果として強迫観念が浮かぶ回数が減ってきます。

この記事を読んで強迫に挑戦し、改善するための一歩を踏み出す人が一人でも出ればと思っています。

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