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「これは強迫なの?」と確認する強迫行為もある

こんにちは。鈴木です。

 

強迫は周囲を巻き込む場合が多いです。

家族、友人、時にはお医者さんやカウンセラーも。

 

「手を洗って!」とか「大丈夫だよね」とか、そのあたりはわかりやすいのですが、わかりにくい強迫行為があります。

 

「これ確認しなくていいよね」とか。

不完全恐怖が混ざっている人が多いですね。

 

今回は、わかりにくい他人を巻き込む強迫行為について書いていきます。

 

 

 強迫行為かものすごくわかりにくい

 

どこからが普通でどこからが強迫行為かを考えて確認する場合があります。

「これは強迫なの?」と。

これがたまにあるのは問題ありませんが、「じゃぁ、この場合は?この場合は?」と何度も確認するようになると強迫行為っぽいです。

 

不安なことを挑戦する時に

「この場合は確認しないのですか?」「この場合は・・・」と繰り返し確認するのも。

はっきり何をどうするか聞かないと気が済みません。

 

こんな感じの人は「不安なことをやって確認しないでおきましょう」とか、曖昧なことを言われるとものすごく不満に思うでしょう。

「人殺しをしたのではないかという不安が出てきます。人を殺せってことですか?はっきり教えて下さい」とか。

 

不安に挑戦したあとも「きちんとやれていますか?合っていますか?」と何度も確認。

ネットで自分のやっていることが正しいか調べてさらに混乱。

 

よくお医者さんやカウンセラーさんのところでおこりやすいかもしれません。

以前、強迫性障害の方LINEグループ(OCDサロン、無料ですで、「カウンセラーに聞いても曖昧な答えしか返ってこない」というギモンが出ていました。

このタイプの強迫にはっきりと答えを言ってくれる治療者は決してよい治療者はではありません。

強迫に巻き込まれているだけなので。

 

基本的に不快なことをするのが強迫の治療です。

曖昧なことが嫌なら曖昧なことに慣れていくことでよい方向にいきます。

はっきりしたアドバイスは必ずしもよいものではありません。

よく患者さん同士の集まりは「言いっぱなし、聞きっぱなし」「自分のことだけを話す」というルールを適用しているところが多いです。

これはトラブルを防ぐとともに、症状への対応やアドバイスが強迫に関係していることもあるためです。

 

 

逆に純粋な不潔強迫の人だと「便器に手をつっこんでそのままにしておいてください」と率直に話すとものすごく怖いでしょう。

このタイプの強迫の指示ははっきりしていることが多いです。

 

「これは手を洗わないでいいよね」「これは確認しなくていいよね」「これはやったほうがいいよね」とか家族に確認している場合もあります。

一見、不安に挑戦しているようですが微妙です。

このタイプは「洗わなくていいよね」と確認して安心していることが多いです。

もちろん家族に確認せずに手洗いや確認をやめていきましょう。

 

 一人ではまず治療は難しいです

 

上記で挙げたタイプの強迫の人は一人で治すのはかなり難しいです。

まず、何がどう強迫行為なのかを理解できていないはずなので。

理解しようとすると「ちゃんと理解できているか」となってしまいがち。

 

あてはまるなーって思った方は、専門家のところにいった方がいいですよ。

 

近くに相談できる人がいない!って方は、電話やスカイプでも相談できますよー。

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