2016.11.27 | 強迫性障害全般
強迫性障害の人が日常生活で心がけておくべき3つのこと
こんにちは。鈴木です。
強迫性障害の人が、日常生活で心がけておきたいことを3つ紹介します。
再発予防でも意識するとよいことなので、覚えておきましょう。
ちなみに、強迫ではない私も実践しています。
心の健康を保つ上で、とっても大切なことなので。
1.完璧主義・白黒思考をやめる
強迫性障害は、完璧主義や白黒つけたがることが特徴と言われています。
「完璧に確認・手洗い・打ち消しをしたか」と完璧を求め
「本当に大丈夫かどうか」と白黒ハッキリつけたい。
完璧にしようとしたり、白黒はっきりしようとしたりして、強迫行為をしてしまいます。
強迫の人は症状に違いはありますが、こだわりがあるところを白黒つけず曖昧にしておくことが苦手なんです。
ハッキリしないと、モヤモヤしますよね。
このため普段から気になることがあっても「なんとなーく」って感じで曖昧にして過ごすことをこころがけると良いです。
フニャフニャってイメージですかね。
「フニャフニャ?どんなイメージかわかりません。もっとわかりやすく教えて!」って考えた人。
その考えをなんとなーく、そのままにしておくようにするといいですよ。
わかったようなわからないようなって。
そのモヤモヤ感に慣らすのが治療ですし。
そんなことしたらいい加減な人間になりそう?
心配いりません。
いい加減でどうしようもない人になってしまったら、また元に戻ればよいだけ。
完璧主義に戻すのは強迫の人にとって簡単なことですから。
2.ヒマな時間は作りすぎない
ヒマって、強迫のエサになりやすいんです。あとうつとか不安とかも。
精神的に不安定になると、やる気がなくなって、活動したくなくなったり、考えたくないから寝逃げをすることがあります。
そうすると考える時間ができてもっと悪化するんです。
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何かに夢中になっている時って、どっぶり強迫にはまることは少ないですよね。
ぼーっとしたり寝込んだりより、何か次々やっていた方が、気分は改善しやすいし、強迫にとらわれる時間が減ります。
もちろん、疲れ果てるくらい予定を入れるのはよくありませんが、日頃から休みの日は何か予定をいれておくなどするといいでしょう。
3.同じパターンの生活にしない
人はほっとくと同じパターンの生活をおくりがちです。
そっちの方が楽だし、失敗しなくてよいと思うから。
しかし、同じことを繰り返していると「それをやらなくてはいけない」と強迫行為に発展しやすいし、自動で行動出来てしまうので考え込みも起こりやすいのです。
また「いつもと違うことをして損したらどうしよう」と失敗を恐れるのも強迫と同じですよね。
変化を恐れず生活に新しいことを組み入れていくことで、これらのことを防ぎやすくなります。
0.1ミリでも、昨日と違う自分になるって意識していきましょう。
継続が大事ですよー
今回ご紹介したことは、実践しやすいのですが、継続するのは難しいでしょう。
短期的な効果はあまりないから。
多分やっても「すごーく、健康になった」って気はしません。
しかし、強迫性障害をよくするには大切な習慣です。
「規則正しい生活をする」「運動をこころがける」「バランスのよい食事をする」みたいなものですし。
是非実践して下さい。
一人では治療も生活習慣も継続できないって人は、私がお手伝いします。