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HIVに感染したか不安 感染恐怖症の克服法

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害のタイプとして感染恐怖があります。

エイズや肝炎などの病気に感染する・させるのが怖くて手を洗ったり、避けたりするのが典型例です。

 

家族を巻き込むことが多く、日常生活に支障をきたします。

 

感染恐怖でよくあるのが、血液が怖いタイプ。

血液から感染する病気を恐れて、赤いものが怖くなることも。

 

今回は血液関係を例に感染恐怖の治し方についてが説明します。

 

 感染恐怖のきっかけ

 

感染恐怖のきっかけは様々です。

・テレビや雑誌でエイズや肝炎の記事をみた

・近くに怖い病気の人がいた

・風俗にいった

 

気になり始めると、ネットで病気についてたくさん調べます。

だいたいネットで調べると不安が強くなるのですよ。

怖くなって手洗いしたり、アルコールスプレーをしたり。

家族を巻き込んで、手洗いを強要することも多いです。

エイズが怖い場合は、病院、風俗街や歓楽街を避けたり、そこの店にいったことがあるような人・特定の人種を避けるようになることもあります。

 

 感染のイメージが広がる

 

次第に赤いものが怖くなります。

赤いものをみると「血液では?」と考えるのです。

周囲にある赤いものを警戒するようになり、意識がそればかり向きます。

触っていなくても「触ったのではないか」と考えたり、「触ったような気がする」と考えるとことも。

 

 

 病院で検査をしてさらに不安になる

 

その後、病院で検査を受ける人が多いです。

検査結果は異常なしでも、「もしかして間違いでは」と不安がになり、何度もやります。

医師から「大丈夫ですよ」と言われても不安がで仕方がないありません。

 

それでどんどん不安が強くなり、日常生活が成り立たなくなってきます。

 

 感染恐怖の治し方

 

治し方は洗浄・不潔強迫と基本的に一緒。

・避けているものや場所に触る

・守りたいものにそれを広げる

・手洗いなど安心させる行動はしない

 

自分が何を怖がり、守りたいのか、そのために何をしているのか、を把握します。

 

①避けているもの、場所をリストアップしてみましょう。

赤いもの、赤く見えるもの、病院、風俗街がある店、特定の人、献血、トイレなど。

 

②触れさせたくない、感染させたくないモノ・場所・人をリストアップしてみましょう。

自分、子ども、自宅、食べ物など。

 

③安心させるためにやっている行動をリストアップしましょう。

手洗い、アルコールスプレーの使用、食べ物を洗う、ふく、ネットで調べる、病院にいく、「感染しないから大丈夫」と考える、家族に手洗いをさせる、他人に「大丈夫だよね」と確認する

 

 「感染した」と不安になることをやる

 

感染したと思うことをやっていきましょう。

そのためには

①を触り、②に広げる、③はしない、をやるとよいです。

 

「手洗いを短くする」をやってもよくなりません。

必ず①と②をやってください。

 

例えば、ウィルスがいると思っているモノにさわり、感染するのではないかと思う自分の口に広げ、手洗いはしない、とか。

とっても不安になりますよね。

その不安をもちつつ日常生活を送っていきましょう。

 

怖い人はそれぞれ不安の強さを数字にして、低い数字のところから実行するとやりやすいでしょう。

この記事も参考にしてください。

手洗いがやめられない人へ 洗浄・不潔強迫の治し方

 

 

 注意したい強迫行為あれこれ

 

「万が一のことがあったらどうするのですか?」

「自分は感染してもいいです。他人や家族を危険に巻き込むなんて・・・」

と聞きたくなるでしょう。

その不安にも慣れていくことが大事です。

強迫観念ですからね。

「触って何も起こらないと保証してください」ってのは強迫行為ですよ。

こちらも参考にしてください。

・「家族が不幸になってしまうのでは」って強迫タイプによくある質問

 

 

 病院で検査をしても悪化するだけ

 

血液が怖い人で多いのは病院などで感染しているか検査をすること。

当然不安でも検査をするのはやめましょう。

不安なものに触り、手を洗わなくても、検査をすると意味がありません。

また病院を転々として医師に「大丈夫ですよね」と確認するのも強迫行為ですよ。

あと肝炎が怖くてワクチンをうつことも。

とにかく安心することはやめましょう。

 

 ネットで調べてもダメ

ネットで感染しないかどうかを調べて「〇〇だから感染していない」とするのは強迫行為。

ネットで病気について調べない方がいいですよ。

 

 

 家族は巻き込みに絶対応じない

 

家族の方は巻き込みに応じてはいけません。

「大丈夫だよね」と安心を求めてきても、答えないようにしましょう。

まずいのは理屈で説得することです。

「エイズは〇〇だから、それで感染することはない」とか。

治療は不安なことに慣らしていくこと。

安心させることは逆効果であることを覚えておきましょう。

 

 

 普通がどうかを基準ととしない

「ふつうの人でもこれくらいはやるよね」といって手洗いや確認をするのはやめましょう。

強迫行為をやる理由を探しているようなもの。

「ふつうはどうか」「危ないかどうか」の基準でやっているうちは、なかなか良くならないです。

・なぜ強迫性障害の治療は普通の人でもやりたくないことをするのか?

 

 まとめ

 

感染恐怖はこんな感じでやっていけばとっても良くなります。

あとはやるかやらないかです。

一つ言えるのは、恐怖に向き合わずに治ることはないってこと。

あなたはどうしますか?

 

強迫の治療は孤独になりがち。

一人でやってもくじけてしまうって人は私と強迫性障害を克服していきましょう。

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