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強迫性障害の原因探ししても悪化するだけですよ

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害の原因は何か。

よく聞かれる質問です。

 

このブログで何度もかいてきましたが、原因は不明なんですよ。

強迫に限らず、うつ病もパニック障害も心の病気の原因はわからないのですよ。

・・・っていっても

「だって、セロトニンが原因ってネットでかいているけど」

「親子関係が原因だといわれたのですけど」

 

とか、いろんな情報があるので、考えてしまいますよね。

 

今回は強迫性障害の原因について、実際のところはどーなのよ、ってところを書いていきます。

 

 「セロトニン不足」は仮説

 

一番疑問に思われるのは「セロトニン」という脳内物質のことでしょう。

セロトニンが不足しているから強迫になるんだと。

ネットでもそう書いているし。

 

強迫性障害のお薬は脳内のセロトニンを増やすことによって改善していくことを目指していきます。

強迫が軽くなる人はもちろんいます。

 

ここで落とし穴。

「セロトニンを増やしたら良くなる人がいるのだから、セロトニン不足が原因で強迫性障害が起こるんだ!」と解釈したくなりますよね。

これは間違いなのです。

 

セロトニンを増やすお薬を飲んでも強迫があまりよくならない人が半数はいますし。

それにセロトニンが少なくなっている人がみんな強迫になるわけではありません。

これではセロトニン不足が原因とは言えませんよね。

 

何より強迫性障害には薬よりも認知行動療法の方が効果が高いことが研究でわかっています。

これはセロトニン不足って仮説では説明できませんよね。

不安なことをしていくとセロトニンが増えるってことでもないでしょうし。

 

ですから「セロトニンが原因です」と絶対に言えないのです。

よーくネット情報などみてください。

セロトニンが「関係している」「考えられている」「示唆されている」という表現になっているハズです。

「原因だ」って断言していたら単に間違っているだけ。

 

このため、いくらセロトニンを増やすと言われている運動などの活動する、食べ物・サプリメントを使用しても良くならないです。

 

もちろん運動したり、バランスのよい食事をこころがけたりするのは、健康でいるために大切なことなので、やること自体は問題ないと思います。

しかし、それをやっていたら強迫が治るか?について根拠はまったくないですよー、ってことです。

 

 

 

 性格が原因でもない

 

性格はどうか。

よく几帳面な人が強迫になりやすいと思われがちです。

しかし、それもあまり根拠はないんですよ。

几帳面でない人も強迫になる例がたくさんありますし。

誰でも強迫になる可能性があるので、性格がどーこー考えてもあまり意味がありません。

 

 

周りの環境が原因でもない

 

例えば銀行のように確認を何度もやらなくてはならない環境にいた場合とかはどうか。

もちろん、細かい確認を強いられる環境は確認強迫になるきっかけとなるかもしれません。

しかし、銀行員がみんな強迫性障害かといわれれば違いますよね。

逆に強迫でない人の方が大多数です。

 

これと同じように家庭環境などについてもそう。

なりやすい環境はあったとしても、それが原因と言えないのです。

 

 

 原因探しは症状を悪化させるだけ

 

結局、原因は特定できないのです。

あえていうなら、脳内物質、周りの環境、性格、偶然なことなど、様々絡みあって強迫になると考えるのが自然です。

 

一つの原因があって結果がある、って考え方は心の病気には通用しません。

 

だからいくら原因さがしをしても無意味なのです。

むしろ悪化要因になります。

 

原因は「確認しても自信が持てないからだ」と考えたとします。

そうすると自信が持てるまで確認しようとするでしょう。

確認すればするほど強迫は悪化することとなります。

 

セロトニンを原因と考えたとしましょう。

薬が効いているならそれでよいですよ。

ただし薬が効かなかった時や薬をやめたい時に打つ手がありません。

効果のない対処法やサプリメント、漢方に手を出し、お金と時間を無駄にして、やるべき治療から遠ざかります。

そして「いつかよい薬が出てこないかなぁ」と、自分で治そうとすることをあきらめ、何十年と待つことになるかもしれません。

 

自分の性格や他人、環境を原因と考えしまうと、原因とした人や環境を責めます。

自分を責めると落ち込み、他人を責めると関係が悪くなります。

他人から謝ってもらったり、環境から離れたら強迫がよくなるだろうと考えます。

しかし、良くならない現実に直面することになるでしょう。

 

だいたい「原因は何か?」と考えているのって、治療がうまくいっていない時や行き詰まっている時じゃないですか?

「どうしてこうなったのだろう」と考えて落ち込んでいませんか?

 

原因はわからなくても良くなります

 

強迫は原因がわからなくても、良くなるのことがわかっています。

骨折した時に「何が原因で折れたか?」と理由がわからなくても、どうすれば骨折が治るかはわかっているのと同じ。

 

強迫を克服したいなら原因を探すのではなく、なぜ悪化してきたのか?どうしたら良くなるのか?を考えて行動に移すことが大切。

悪化するのは不安なことを避けたりモヤモヤをスッキリさせたりするため。

このことを受け入れ、悪循環を絶つ練習をすることで強迫がよくなっていきますよ。

図にするとこんな感じです。

悪循環

 

 

 結論

 

強迫性障害の原因は不明です。

原因探しをしても無意味どころか、悪化のきっかけとなりかねません。

 

原因探しをしたいのではなく、強迫を良くしたいハズですよね。

強迫の悪循環を理解し、克服のために一歩行動に移すことに集中しましょう。

 

一人でやっても挫折したりやり方を間違えがちになります。

専門家とカウンセリングで治していきたいって人はこちら

 

 

 

 

 

 

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