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不吉なことが起こったらどうするの?縁起強迫の対処法

こんにちは。鈴木です。

 

我が家は目の前がお墓なのでこの時期になるとお線香のニオイが周囲にただよいます。

正直なところ私は怖がりです。

ただ、これまで何度かお墓の前に住んできたので、抵抗が少なくなりました。

強制的に不安に直面してきたためかもしれません。

幽霊に囲まれた生活をすれば、幽霊への不安は減りますよね。

お墓の前って、質が良いのに安い物件であるのでついつい住んでしまいます。

人のいない道路の方がよっぽど怖いです。

 

さて、このお墓とか神社とかいくのが苦手な縁起強迫の人いますよね。

そういうところに行くととっても良い練習になります。

 

不吉なことが思い浮かんだ時はもっと不吉なことをする

 

墓や神社に行くのが苦手な人でよくあるのは、通った時や手を合わせた時に

「失礼なことが思い浮かんでしまった」

「不吉なことを考えてしまった」って不安になること。

考えが浮かぶと、アタマの中で「良い考え」を思い浮かべていません?

行動をやり直したりしていません?

不安を避けようと安心するための儀式してますよね。

 

そんなことをしても一時的な安心のみで、どんどん不安は強くなりますよね。

ここでどうすれば良いか基本のおさらい。

 

・アタマに思い浮かんだ不安なことは肯定する

例:「死」って言葉が浮かんだら「死」を何度も思い浮かべる

 

・もっと不吉なことをやっていく

 

・安心させること(頭の中で打ち消す、良いことを考える、行動のやり直しなど)はしない

 

当然不安が強くなります。

ゾワゾワしてきませんか?

そのゾワゾワ感をどんどん引き起こしましょう。

そのうちゾワゾワ感が薄れてきて思い浮かんでも大丈夫になってきます。

 

本当に悪いことが起こったらどうするの?

よく疑問として出るのが「本当に起こったらどうするんですか?」。

偶然でも何か悪いことが起こると「儀式をやらなかったせいだ」って考えるもの。

あと「死後の世界で悪いことがある」とか、実際起こるかどうか確認できないものとか困りますよね。

「 儀式をやらなくても何も起こらないんだ」と頭で安心するやり方をしている人はここでつまづきます。

 

この場合も儀式しないで縁起の悪い(と思っている)ことをやり続けましょう。

どんどん不安に慣れていくと良いです。

これを連続して練習していくことで、不安なことが思い浮かんでも引きずられなくなってきます。

 

そのためにも不安を引き起こしやすい場所にいってみると良いです。

お墓や神社が怖い人は、夏休み中に神社やお寺巡りをしてみるとよいかも。

強迫の練習は連続してやるのがコツです。

あきるくらい。

私のようにお墓の目の前に住んでみるのもおすすめです(笑)

 

強迫の再発を防ぐ3つのポイント

こんにちは。鈴木です。

 

行動療法で強迫性障害がある程度良くなった後でもぶり返すことがあります。

せっかく良くなったのなら防ぎたいところですよね。

再発を防ぐために抑えておいた方がよい点があります。

①よくなった後も時々不安に挑戦する

②苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

③ストレスに対処する、暇な時間を作りすぎない

今回はこの3つのポイントをご紹介します。

これから治療を受ける人も覚えておくと将来的にいいですよ。

 

①よくなった後も時々不安に挑戦する

不安は一度良くなってもしばらくすると復活する性質があります。

ジェットコースターを何回も乗ってある程度大丈夫だなぁ、って思っても、それが数ヶ月経ったら怖い!ってことは想像つきますよね。

強迫も同じ。

改善したあとも、基本は手を洗わない生活をするとか、汚いと思っていたものに触ってみるとか、怖いなぁって思ったものを考えてみるとか、治療中にやっていたことを時々やってみると良いでしょう。

再発を防ぎやすくなります。

 

苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

ちゃんと克服していないとおこりやすいです。

「これだけは嫌だ」と思って避けている場面があるとします。

特定のことだけ苦手なら別に良いのです。

そこから強迫観念が広がっていくから強迫ってやっかいなのですよ。

 

また洗浄強迫で5時間入浴していて大変だったけれど、練習の成果で一時間まで縮まったとします。

「一時間くらいなら以前よりはマシだし、許容範囲かなぁ」なんて思って、そのままにしていると再発しやすくなります。

きちんと治りきっていないので、そこからまた強迫が広がっていきやすくなります。

このパターンはアタマの中で「きれいになった大丈夫」「さっき確認したから大丈夫」と頭で安心をさせるような間違ったやり方をしている人によく見られます。

不安場面は残さないようにすること、中途半端な治り方で満足しないことが大事です。

「時々強迫に囚われてしまう」はOKですが、「以前よりマシだけど、強迫に囚われってぱなし」は良くなってませんよ。

 

ストレスをためない、暇な時間を作りぎない

悩み事が増えてストレスがたまると強迫が強くなることがあります。

女性だと生理前後でも悪化しやすいです。

できるだけストレスをためにくい生活をしていきましょう。

そのためには、自分がどんな時に不安定になりやすいか、対処法はどうするかを準備しておくと良いですね。

 

またあまりぼーっとする時間を作りすぎないことも大切。

あなたがどんな時に悩み事をクヨクヨ考えていることが多いでしょうか?

悩み事って考える時間がある時に考えるもの。

長い時間悩んでいることって、考えても解決しないことがほとんど。

「考えないようにしよう」と思っても、考えちゃいます。

できるだけ活動して暇な時間を減らしていくようにしましょう。

スキーやスノボードをやっている時って悩み事考えませんよね?

 

いかがでしょうか?

良くなった後に数ヶ月に一度でも良いので、カウンセリングを受けていると再発率が下がるという研究結果が出ています。

悪循環に陥りそうなのを防ぐからかもしれません。

心配な人は時々カウンセリングでチェックしてみましょう。

 

縁起強迫を克服するキホン方法

 

 

こんにちは。鈴木です。

 

節分などこういう縁起物の行事になると、不安になりやすい縁起強迫。

「きちんとやらなければ、悪いことが起こるのでは」

「〇〇の時に不吉なことを考えたら・・・」

こんなことを考えて、その時やっていた行動をやり直したり、アタマの中で良いイメージを思い浮かべたりしていませんか?

一時的に安心しても、あとでもっと怖くなるだけ。

では縁起強迫の人はどのようにして克服していけばよいのでしょうか?

 

 

縁起強迫を克服するキホン方法

強迫性障害の治療の基本は、不安なことに慣れていくこと。

これは縁起強迫も同じです。

自分がどんな状況が怖いのか?どんな風に考えると怖いのか?を振り返ってみてください。

怖い考えを思い浮かべながら、そのまま行動をやり続けるのです。

例えば「恵方巻きを食べている時に不吉なことを考えたら、悪いことが起こるのでは?」と不安であったら、わざと不吉なことを考えながら、食べ続けます。

恵方巻きの方向にこだわりがあるのであれば、わざとずらして食べてみてもよいかもしれません。

どんどん縁起の悪いことをやっていきましょう。

「大丈夫、大丈夫」「何も起こるはずはない」なんて考えてはいけません。

そうすると、ものすごく怖いハズです。

ゾクゾクっとした嫌な体の感覚が出てきませんか?

どんどんその感覚を引き起こして、慣れていくことが治療になってきます。

 

治療中に考えがちなこと

「万が一、嫌なことが起こったらどうしよう」となるでしょう。

「こんな苦しいのなら、強迫行為をやった方がマシ」と思うかもしれません。

また治療中に起こった嫌なことを「あの時強迫行為(儀式)をやらなかったからだ」と考えるかもしれません。

これらの不安を乗り越えていきましょう。

ものすごく大変なことですが、治療をやり続けることで不安なことが思いうかんでも大丈夫になってきます。

 

 

「不安なことは起こらない」ではなく「不安でもやり過ごす」を目指す

注意したいことがあります。

それは強迫行為をしなくても「何も起こらなかった」とアタマで理解することではない!ってこと。

これをよく間違えます。

アタマで理解しようとすると「今までは起こらなかったけど、次は起こるかも」「さっき悪いことが起こったのはきちんと儀式をやらなかったせいでは」と、いくらでも不安なことを結びつけます。

だから家族やお医者さんに「こんなこと考えても大丈夫だよね」と確認することもダメです。

強迫観念を理屈で説得させようとしても無駄なのです。

「何も起こらないから大丈夫」ではなく、どんな不安なことが頭によぎっても、やり過ごせるようになることを目指しましょう。
これは不安に慣れる練習をすることで、できるようになってきます。

習うより慣れろ!ですね。

 

日が変わる時に嫌なことを考えてしまうと不安!その対処法とは?

こんにちは。鈴木です。

 

もうすぐ新しい年がはじまりますね。

年が新しくなる時に不安になる人がいます。

年が新しくなる時に「良いことを考えていないと」と思ってしまう。

自分にとって嫌なことを考えていると「今年は台無しになる」「悪いことが起こる」と恐怖になります。

嫌なことが思い浮かぶと必死に良いことを考えたり、打ち消すために行動をやり直したりすることがあります。

もしくは、自分にとって「完璧」「しっくりとくる」行動をしていないと気になるとか。

これは「年」だけではなく「一日の始まり」「月の始まり」「特別なイベントの時」など様々なパターンが考えられるのです。

 

このようなパターンの場合も治療法は「不安なことに慣れていく」こと。

「自分にとってどういうことが一番不安か」を考えてみるとよいでしょう。

・日が変わる瞬間に嫌なことを思い浮かべる

・しっくりしない行動のまま、区切りの日を迎える

あえて自分からどんどん不安なことをやっていきます。

いや~な感覚がしてきたら、打消し・やり直しの行動はしないようにしましょう。

こういうことを何度もやっていくうちに慣れてきます。

 

お試しください。

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