2014.10.03 | 強迫性障害全般
強迫観念の受け入れ方
こんにちは。カウンセラーの鈴木です。
強迫の治療をする時は不安なものに対して「大丈夫な理由」を探してはいけません。
例えばドアノブを触るのが苦手な不潔強迫の人であれば
「みんな触っていても病気になっているわけじゃないし大丈夫」
鍵をしめたか不安な確認強迫の人であれば
「どうせすぐに帰ってくるから大丈夫」
こんな風に考えながらやっていると良くなりません。
ちょっと安心できても「大丈夫ではない理由」なんていくらでも見つかるのです。
「まてよ。万が一ってことが・・・」って。
いつもは大丈夫かもしれないドアノブにたまたま恐ろしいウィルスがついているかもしれない。
ちょっと外出した空きにドロボーがはいるかもしれない。
考えようと思えばいくらでも出てきますよね。
では頭の中ではどうすればよいか。
基本は悪い方に考えるのです。
「私の身体は汚れていてばい菌だらけになっている」
「鍵はあいていてドロボーに入られて破産してしまう」
といった感じで。
何度も考えていきましょう。
あきるくらいに。
ものすご~く怖いですが、やっているとだんだん楽になってきます。
どんな最悪なことが頭によぎっても平気になるので。
強迫観念を受け入れる練習の一つです。
中途半端にやるとよけい怖くなりますので、やる時は覚悟を決めてからやりましょうね。