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確認強迫の人はチェック! 寝る前の確認強迫を克服しよう

こんにちは。鈴木です。

 

確認強迫の人が寝る前にやりがちな強迫行為があります。

「これくらいはいいじゃない」が、強迫の悪化につながるのです。

何度もしつこくやっているなら練習していきましょう。

 

ありがちな確認行動

玄関・窓のカギ

何回確認する、じーっとみる、指さし・声だし確認、音で閉まったかを確認、指の感覚で確認、窓に3つしめる場所があると「1、2、3、良し!」と確認。

思いきって一度もやらずにチャレンジ!

 

電化製品のプラグの差し込み

何度も確認している人やコンセントから全部抜いている場合もあります。

プラグはつけたまま確認せずにしておきましょう。

 

水道の蛇口

手でちゃんとしまっているか何度もしめる、じーっと見て離れられなくなっていませんか?

これもスル―しましょう。

どうしても難しい場合は、ちょっと蛇口をあけて水を出したままにしておくのも手。

水が出ているので確認する必要はありません(笑)

恐怖に慣れていきましょう。

 

どの確認行為も頭の中で「大丈夫だ」「ちゃんとしめた」と考えないようにしましょう。

また家族を巻き込むのも禁止ですよ。

 

よくある質問

Q.もしも本当に鍵があいていたらどうするんですか?

A.もちろんその可能性あるかもしれません。それはその時考えましょう。

 
Q.フツーの人だって一回くらい確認するから確認しても良いのでは?

A.フツーの人を基準にして練習してもなかなか強迫は克服できないです。多少軽くはなっても強迫が続いてるのではありませんか?

フツーの人でも嫌かもしれないことを一時的にでもやって怖さに慣れる練習をしましょう。

 

 

Q.不安で眠れないのが心配です。

A.眠れなくてもOKです。

「眠れないと明日不安定で大変なことになってしまう」って恐怖にも慣れていきましょう。本当に眠れなくても数日後には眠れるようになります。

ただし眠れないからといって昼寝はしないようにしましょう。

 

 

Q.お医者さんに聞いたら「それくらいは私もやっているから良いよ」といわれましたけれど。

A.多分そのお医者さんは行動療法の専門ではないでしょう。

一応お医者さんの指導は絶対って感じになってますんで、立場的にあんまりいえませんが・・・。

今のやり方で良くなっていっていますか?

良くなっていないと思うならチャレンジしましょうよ。

 

 

一気に全部やる必要はありません。

難しい時はやれるところからやってみてください。

確認しなかったら本当にミスをした!強迫観念が実現した時はどうすれば良いの?

 

こんにちは。鈴木です。

確認強迫では確認しない練習をしていきます。
ここで疑問が出るかもしれません。

本当に確認しないで何か起こったらどうするの?

まぁ、ほとんどの場合それが強迫観念なんだからそれでもやりましょう!その時考えましょう!ってことになります。

しかし、強迫観念であったことが本当に起こることもあります
だって人間のやることなんでミスってあるもんですから。
その時の対応について。

 

不安なことは本当に起こることだってある!

私はいつも玄関のカギを閉めたかどうか記憶がありません。
多分自動的になってるんですよ。
「さっきしめたかなぁ」って思っても戻らないようにしています。

でも実際に玄関が閉め忘れていたことがなかったか?と言われればあります。

何もなかったのですが「やってしまった」と不安になります。
その後多少気をつけるようにはなりましたが、何度も確認することはしていません。

仕事での失敗もそうです。
以前、確認強迫の方で事務作業を何度も確認してしまう人がいました。
もちろん確認しない練習をしていたのですが、ある時本当にミスがありました。
指摘され怒られたことで多少ヘコんだようです。
それでも確認しない練習をすることで、改善していきました。

 

大丈夫なことがわかるより、不安に慣れていくことを優先しましょう!

ここで共通しているのは例え実際に不安なことが起こっても必要以上に確認しないでいること。
「確認しなくても何も起こらないんだ」ってアタマでわかろうとしていると、実際に起こった時に「やっぱり確認はするべきだ」ってなります。
実際にミスをしたとしても、そのまま確認をしない練習をやり続けましょう。
克服の基本は不安に慣れることです。
不安でもやっていくうちにそれほど気にならなくなってきます。

大丈夫かどうかは本当にわかりません。
可能性としては少ないかもしれませんが、リスクも当然引き受けるってことが必要なんですよ。
「大丈夫なのがわかっているから確認をしない」では治療になりません。

強迫の治療はアタマで「確認しなくても大丈夫だ」とわかるより、不安に慣れていく練習と考えた方がこのような事態では有効です。
練習を続けていった結果、最後には意識しなくても「まぁ、大丈夫かな」と思えることはありますけどね。

そんなリスクをとることできない!って思ったあなた。
あなたは毎日リスクを引き受けながら生活しています。
だって突然隕石が落ちてくるかもしれないんですよ。
大変だ!地下シェルターにずっといなきゃ!ってなってませんよね。
隕石ががどうなるかわからないリスクをとって毎日生活しているのですよ。

何もリスクをとりたくないとなれば、強迫に囚われた生活になります。
リスクをとらないのが、一番のリスクではありませんか?

強迫の再発を防ぐ3つのポイント

こんにちは。鈴木です。

 

行動療法で強迫性障害がある程度良くなった後でもぶり返すことがあります。

せっかく良くなったのなら防ぎたいところですよね。

再発を防ぐために抑えておいた方がよい点があります。

①よくなった後も時々不安に挑戦する

②苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

③ストレスに対処する、暇な時間を作りすぎない

今回はこの3つのポイントをご紹介します。

これから治療を受ける人も覚えておくと将来的にいいですよ。

 

①よくなった後も時々不安に挑戦する

不安は一度良くなってもしばらくすると復活する性質があります。

ジェットコースターを何回も乗ってある程度大丈夫だなぁ、って思っても、それが数ヶ月経ったら怖い!ってことは想像つきますよね。

強迫も同じ。

改善したあとも、基本は手を洗わない生活をするとか、汚いと思っていたものに触ってみるとか、怖いなぁって思ったものを考えてみるとか、治療中にやっていたことを時々やってみると良いでしょう。

再発を防ぎやすくなります。

 

苦手な状況を残さない、中途半端な治り方で治療をやめない

ちゃんと克服していないとおこりやすいです。

「これだけは嫌だ」と思って避けている場面があるとします。

特定のことだけ苦手なら別に良いのです。

そこから強迫観念が広がっていくから強迫ってやっかいなのですよ。

 

また洗浄強迫で5時間入浴していて大変だったけれど、練習の成果で一時間まで縮まったとします。

「一時間くらいなら以前よりはマシだし、許容範囲かなぁ」なんて思って、そのままにしていると再発しやすくなります。

きちんと治りきっていないので、そこからまた強迫が広がっていきやすくなります。

このパターンはアタマの中で「きれいになった大丈夫」「さっき確認したから大丈夫」と頭で安心をさせるような間違ったやり方をしている人によく見られます。

不安場面は残さないようにすること、中途半端な治り方で満足しないことが大事です。

「時々強迫に囚われてしまう」はOKですが、「以前よりマシだけど、強迫に囚われってぱなし」は良くなってませんよ。

 

ストレスをためない、暇な時間を作りぎない

悩み事が増えてストレスがたまると強迫が強くなることがあります。

女性だと生理前後でも悪化しやすいです。

できるだけストレスをためにくい生活をしていきましょう。

そのためには、自分がどんな時に不安定になりやすいか、対処法はどうするかを準備しておくと良いですね。

 

またあまりぼーっとする時間を作りすぎないことも大切。

あなたがどんな時に悩み事をクヨクヨ考えていることが多いでしょうか?

悩み事って考える時間がある時に考えるもの。

長い時間悩んでいることって、考えても解決しないことがほとんど。

「考えないようにしよう」と思っても、考えちゃいます。

できるだけ活動して暇な時間を減らしていくようにしましょう。

スキーやスノボードをやっている時って悩み事考えませんよね?

 

いかがでしょうか?

良くなった後に数ヶ月に一度でも良いので、カウンセリングを受けていると再発率が下がるという研究結果が出ています。

悪循環に陥りそうなのを防ぐからかもしれません。

心配な人は時々カウンセリングでチェックしてみましょう。

 

こんなところにも強迫が?治療者への巻き込みについて

こんにちは。鈴木です。

 

治療者との間の気づきにくい強迫をチェック!

治療をしていく時に精神科医やカウンセラーを巻き込もうとする確認があるので注意が必要です。

例えば不潔強迫の人が帰宅後に手を洗わないようにしよう、としたとします。

「手を洗わなくても大丈夫なんですよね」

と何度も聞いてしまう。

これは確認行為の可能性があります。

強迫行為をやらなくても病気にならないか?とか、保証を求めていません?

「ドアの確認はしなくては大丈夫なんですよね?」

「大丈夫だと言ってください。そう言ってくれたら不安なことに挑戦します」も。

 

カウンセラーに言われたことが合っているかどうか、自分の言ったことが正確に伝わったかどうかの確認もあります。

「先生の指示は〇〇ということですよね」と何度も聞くとか。

自宅で「今日教えてもらったやり方は本当にあっているのだろうか」と不安で毎回確認していませんか?

あと正確に伝えるためにものすごく細かく説明して「さっき私〇〇っていいましたよね」と確認するとか?

 

専門家から指摘されないからといって大丈夫とは限らない

これらのことは精神科医やカウンセラーも強迫行為と気づかずに流してしまうことも。

強迫行為と気付かないと「強迫の人はしつこい」と性格のせいにされてしまうことがあります。

イライラしている治療者をみたことないですか?

「だ・か・ら!大丈夫だっていってるじゃないですか!」とか。

 

こうなると症状は良くならないし、治療者との関係もギクシャクしてしまいます。

強迫の場合、質問に対して毎回明確に答えを出す治療者が必ずしも良いわけではありません。

治療者に答えてもらわないと不安になっていませんか?

それは強迫行為になっていませんか?

強迫の巻き込みは家族など身近な人との間だけに起こるとは限りません。

お医者さんやカウンセラーとの間にもおこりうることです。

本来、このことは治療者側がきちんと気づいて対処する問題ですが、相談する側も覚えておいた方がよいかと。

気付かにずっと強迫が良くならないこともありますから。

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