2018.05.20 | 強迫性障害全般
強迫の人が集まってランチ会しました OCDサロンオフ会in福岡
こんにちは。鈴木です。
強迫の人のLINEグループ(OCDサロン)のオフ会を福岡で開催してきました。
個人的にも福岡は初。
とっても楽しみにしてました。
オフ会っていってもランチ会です。
なかなか強迫の人と出会って話す機会って少ないですよね。
少ない人数だけど安心してお話できる場を提供できればと思って開催しています。
普段の人間関係では強迫のこと話すと「理解されない」と思うことがあっても、オフ会では「あるある」の話となります。
だから共感してもらえるんですよね。
今回もいろいろお話が聞けました。
オフ会の様子をレポートします。
そこで出た悩み事やそれに対する私のアドバイスものせてみました。
お店は博多駅近くのレストランの個室。
3名の方が参加されました。
これくらいの人数だとみんなのお話しをゆっくり聞けます。
皆さんオフ会に参加することってかなり勇気が必要だったみたいです。
「どんな人がくるのだろうか」
「どんな雰囲気になるのだろうか」
と考えたとのことです。
不安なのも当然ですよね。
会ったこともないし、主催している私もネット上の人だし。
それでも「変わりたい」って思う人がオフ会に来ていることが多いです。
あとよく言われるのですが、私はLINEやブログの印象からは結構年齢のいった人と思われるらしいです。
硬いイメージがあるのかな。
強迫になかなか挑戦できない
皆さん共通しているのは強迫に挑戦しようとはしているし、やらなくてはいけないのはわかっているけれど「怖くてできない」というものでした。
「それが出来たら苦労はない」というものをあえて挑戦するのが治療なので大変かと思います。
「強迫に挑戦して、本当に怖いことがおこったらどうしよう」と考えますからね。
人によっては「怖いことが起こって家族に何か不幸なことが起こったらどうしよう」と考えます。
「失うものができると強迫への挑戦を躊躇してしまう」とお話がでました。
確かにそうです。
失いたくないものをめがけて強迫は攻撃してきますからね。
これについては「強迫に挑戦することで失うもの」ではなく「強迫をしていることで失うもの」も考えてみるのも手とお話しました。
強迫に挑戦するデメリットは考えるけれど、強迫のままでいるデメリットを意識することって少ないかと思います。
なかなか挑戦できない時は、このままでいるデメリット、変わるメリットを考えてみるとよいかもしれません。
やはり家族との関係は難しい
毎回オフ会ででる話題の一つですが、家族との関係です。
強迫は家族を巻き込むことがあります。
そうするとだんだん家族との関係が悪化します。
「家族のためにも強迫を治さなくてはいけないのはわかるけれど、なかなか怖くてできない」という悩みも今回もでました。
強迫の人は「安心させてほしい」「もっと自分の病気を理解してほしい」、
家族は「巻き込まれる苦しさをわかってほしい」「いつまで待てば治るのか」
と考えることが多いです。
お互いに自分の気持ちを理解してくれないと思ってギクシャクします。
そうすると強迫が悪化して、さらに関係が悪化という負のスパイラルになります。
なかなか一筋縄ではいかないことなので皆さん悩んでいる様子でした。
関係改善のためには強迫を改善していく必要があるでしょう。
どんな有名な行動療法の先生のところで相談しても最終的に不安に挑戦するのは自分自身。
本来自分が望む家族関係のためにも、強迫の囚われから抜け出す一歩を踏み出しましょう・・・ってことをお話しました。
オフ会を振り返って
今回は会場の都合で2時間半でお終いとなりました。
ホントあっという間ですね。
「2次会はないのですか?」と言われ、希望者がいればそういうのもありなのかなとも思いました。
今後検討課題にします。
私のカウンセリングを受けていない人でも、オフ会をきっかけに自分自身で治療に踏み出す人も多いです。
来られた方が何らかのよい方向にきっかけになってもらえればと思います。
終わった後はせっかく福岡に来たということもあり福岡を堪能します。オフ会にきてくれた方から教えてもらった、とんこつラーメンのお店を2軒はしご。
確実に太るパターンです。
気がつけば九州の地酒をホテルに持ち込み。
もうすぐ健康診断ですが博多の誘惑に負けました。
でもオフ会の地方開催の個人的な楽しみです。