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環境を変えたら強迫は治るの?って疑問に答えます

こんにちは。鈴木(komayamaco)です。

 

環境を変えたら強迫は良くなるのか?

これもよく聞かれる質問です。

強迫観念がいっぱい出てくる環境にいるのは嫌ですよね。

そこで今回はよくある環境を変えたほうが良いか迷いそうな職場・自宅・居住地域(田舎)について、どうしたらよいかについて書いていきます。

環境を変えようか検討している人は参考にしてください。

 

 

 職場を変えた方がよいのか?

 

仕事がで確認がひどくて仕事をやめたとしましょう。

強迫観念が浮かびやすい環境から離れることで、苦しさは軽減します。

しかし、都合よく仕事だけ強迫症状が起こるとは限りません。

仕事の確認で困っている人は、プライベートでも確認で困っている人が多いです。

また仕事ををやめた場合、考える時間が増えるので強迫がさらに悪化することも。

 

職場に残る場合、強迫症状が軽くなるような部署に異動する、という手もあります。

強迫がひどい人はそれも手でしょう。

ただし、それで強迫が治るわけではありません。

新しい部署でも少なからず強迫症状が出ると思います。

 

 

 自宅を引っ越した方がよいのか?

 

不潔強迫で「自宅が汚れているから」という理由で引っ越したがる人がいます。

引っ越した時は「あーこれですっきり」と思うかもしれません。

しかし、新居をきれいにするために強迫行為をしてしまいます。

このパターンは引っ越しは意味がないです。

 

一人暮らしの時にガスや鍵の確認をしてつらいから実家に戻るという人がいます。

実家にいけば、家族がいるからガスも鍵もそれほど気にならなくなることもあるでしょう。

しかし、強迫を克服しているわけではないので、他の症状が出てくるか、再度環境が変わった時にダメになることが多いです。

 

 

 空気のよい田舎に行けばよいのか?

 

時々田舎にいってのんびり過ごしたら強迫が治るのでは?って思う人がいます。

青森出身の私が声を大にして言います。

 

そんなわけないでしょ!

青森出身と言うといわれるのが「田舎に住んでいるとのんびりしているから心の病気になる人少ないんでしょ」ということ。

専門家の人もそんなこというくらい。

ある意味田舎に対する偏見は強いんだなぁって思いますね。

 

 

逃げても治るわけではない

 

つまり、強迫から逃げるために環境を変えるだけでは、場合によっては一時的に軽減することはあるかもしれないけれど治るわけではない、と言えます。

よくよく考えれば不安場面から回避しているだけですからね。

良くなるわけがありません。

ここではとりあげませんでしたが、入院もそうです。

入院したら強迫がぱっとよくなって戻ってくるってわけではありません。

不安なことに挑戦していかないと治らないです。

 

だからと言ってきつい環境のまま過ごし続けろ!っていうことでもありませんよ。

一時的にきつい環境から離れ、少しずつ強迫に挑戦していくというのはアリでしょう。

例えば、一人暮らしの時に鍵の確認がひどくて実家に戻った。

実家でも家族がいないときに一人で鍵を確認しない練習をして、再度一人暮らしをする、とか。

 

強迫が強い環境から逃げて一時的に楽になっても強迫が治るわけではありません。

ごまかして生活していても、あとで困るだけ。

強迫は逃げても治らないことを受け入れ、きっちり治していきましょう。

 

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