2015.11.15 | 強迫性障害全般
2015.11.15 | 強迫性障害全般
2015.11.08 | ブログ
こんにちは。鈴木です。
強迫性障害は家族を中心に他人を巻き込むことがあります。
家族に対して手洗いを強要したり、確認をしつこくしてしまったり。
「巻き込み」と言われているものです。
強迫性障害の人は巻き込みをしないことが治療の一つになります。
家族の方は巻き込まれないことが治療の手助けとなります。
強迫行為にやさしく応じることが理解ある家族ではありません。
どれが巻き込みかどうかわからない人もいますよね。
今回は巻き込みについて書いてみます。
洗浄・不潔強迫ではキレイか汚いかを確認したり、同じように「キレイ」にしてもらおうとします。
・手洗い、着替えを強要する
・トイレや寝る時の服装、やり方を自分がキレイとする方法をさせる
・キレイにさせておきたい場所を思い通りに掃除させる
・「さっき私何かに触った?」と、触ったかどうかを確認する
ちょっと見逃しやすいやつとしては
・「これ汚い?」「触っても大丈夫だよね」と確認する
確認強迫や不完全恐怖はそのまま安心を求めようとします。
・ガスやカギを家族に確認
・カードを落としていないか確認
・車の運転で何も当たっていないか確認
・自分の完璧なやり方を家族にも強要
・自分が間違ったことを言っていないか?書いていないか?を確認
・自分が間違った理解をしていないか?自分の言っていることが正確に伝わっているか?を確認
縁起強迫も同じような感じ
・儀式を家族にも強要
・「○○をしても何も起こらないよね」と確認
・縁起のよいことを言ってもらう、行動してもらう
不完全恐怖系の人はこれも
・「行動療法はこのやり方であっているのか?」を確認
少し良くなってきたときにはよくあるのがこれ
・「これは強迫観念なの?」と確認
他にもいっぱいあると思います。
わかりやすい巻き込みから、わかりにくいものまであるので最初はわかりにくいかもしれません。
巻き込みには決して応じてはいけません。
「大丈夫だよ」「何も起こらないよ」など安心させるのは、一時的に安心させることはできても症状はもっとひどくなっていきます。
しつこく質問されたり、泣かれたりするとついつい応じてしまいがち。
また「手を洗いすぎるのはもっと細菌に感染しやすくなる」と理屈で説得しようとしても無駄です。
だから治療をすると決心するのは本人だけじゃなく家族も必要なんですよ。
家族に覚悟がないと巻き込みに応じてしまい、どんどん強迫は悪化していきます。
医療機関で「大丈夫って安心させてください」「それくらいは私も確認や手洗いしているからやっても大丈夫でしょう」と指示されることがあるかもしれません。
それは間違った対応です。
「強迫症状は幼いころのトラウマが・・・」「愛情不足が・・・」ってのは論外です。
残念ながら行動療法を専門としていないところがほとんどなので、間違ったアドバイスをされることが多々あります。
こんなこと書くと同業者から怒られるんですよね。医療不信になるじゃないか!って。でもホントのことだし。
じゃぁ、家族はどう対応したら良いの?ってことについてはこちらの記事をご覧ください。
家族の方だけでもカウンセリングを受けられます。
どうしてよいかわからない場合などご相談ください。
もちろん、強迫性障害で悩んでいる人は早めに治療しましょう。
2015.11.01 | 強迫性障害全般
こんにちは。鈴木です。
強迫になるとまず病院に行く人がほとんどですよね。
でも病院ってどこに行けばいいの?どんなことをするの?ってのが分からないのでは?っと思い、書いてみました。
以前LINEのグループでも話題に出たことがあったので知りたい人もいるんじゃないかなぁと。
今回は行動療法などで有名な病院とかではなく、一般的な精神科に通院する場合を前提です。
病院といっても小さなクリニックから大学病院まであります。
ここで気をつけて欲しいのは大きな病院や大学病院=腕が良い人の集まり、ではないってこと。
権威が好きな人はいいかもしれませんけど。
大学病院なんかは研究や若い人の養成も兼ねているってことを忘れずに。
小さいクリニックだろうが、大学病院だろうが人によるんですよね。
どこにいったらよいかは行かなきゃわからないのですが、個人的には話し合えるお医者さんがおすすめ。
聞いたらめんどくさそうに話されると嫌じゃありません?
薬の疑問点はきちんと質問しましょう。
どれくらいで効いてくるのか?副作用は?とか。
「何も言わなくても丁寧親切に教えてくれる」ってわけではないのが実情です。
私がやめた方がよいと思うのは、サプリメント中心にやっている医者のところ。
よくお薬が嫌だからってそういうのに頼りたくなる人がいます。
強迫性障害にサプリメントや漢方は効くという科学的根拠はありません。
高額な料金をとられておしまいになります。
私が精神科に通うなら、とりあえず近場のクリニックで探しますね。
大きな病院だと、担当のお医者さんの曜日が限られていて不便なんです。
行ってみなきゃわからないなら、通いやすいところかなぁと。
強迫性障害の場合ですが、ほとんど薬物療法です。
日本では基本的にお薬の治療なんですよ。
ごくごく一部のお医者さんが行動療法をやってくれることがありますが、ほとんどないと思っていいでしょう。
「お薬がいいか、カウンセリングがいいか、私をみて判断してくれるだろう」って思いがちですが、薬のみの治療になることが9割以上かと。
最初以外は「調子はどーですか」「眠れてますかー?」とか言われて、薬の調整になることが多いのでは。
じーっくり話を聞いてくれて・・・が理想ですが実質無理なんです。病院がつぶれてしまいます。
たまに長い時間とって聞いてくれる先生もいますけどね。
一般的には話を聞いて欲しい場合は自分からカウンセリングを希望した方が良いかと。
強迫性障害で一番効果があるのは認知行動療法ですが、最初から説明を受けることはマレです。
それどころかずっと認知行動療法をすすめらることはありません。
「いつかお医者さんが適切なタイミングで自分にすすめてくれるだろう」って思っていると薬だけの治療になる可能性は高いです。
「長い間お薬のんでくださいねー」となります。
ちなみに認知行動療法の細かいことを多くのお医者さんは知りません。
「手を洗わなくたって大丈夫だよ」とか「確認には応じてあげて安心させてください」とか、「子どもには行動療法は効かない」とか「薬を飲む以外に方法はない」とか間違ったアドバイスをされることが多々あります。
ではカウンセラーなら認知行動療法をやるかと言われれば、それも違います。
ほとんどの人はやらないですし、経験が少ない人が多いかと。
認知行動療法を専門にやるカウンセラーは少数派です。
認知行動療法を受けたいなら自分で受けられるところを探さなくてはいけないことが多いでしょう。
病院選びはカウンセラー選びと同じでいってみなくてはわかりません。
自分に合った病院を探してみましょう。
お薬と認知行動療法はどれくらいの効果があるか?についてはこちらの記事に書いていますので、治療を選択する時の参考にしてください。
2015.10.25 | 強迫性障害全般
こんにちは。鈴木です。
強迫性障害を克服するための練習はどこから始めていったら良いの?って話について。
これを迷うって人多いですよね。
まずは苦手なもののリストを作りましょう。
作り方はこちらの記事を参考にしてください。
強迫の挑戦は記録をつけると良いですよ 記録をする時の3つのコツ
一般的なやり方は不安の強さをつけます。
0が全然怖くない。100が死ぬほど嫌。
こんな感じで。
ドアノブに触る 30
床に触る 50
便座に触る 100
この数字の正確さにはこだわりすぎなくて大丈夫です。
要は不安の強さのランキングがわかる程度で良いです。
強さの順位がわからない時は実際に怖いことをやってみましょう。
さて、ここからどうすれば良いかです。
おすすめの始め方を4つご紹介。
不安の強さの数値が小さいところから始めます。
やりやすいのがメリット。
自信がない人やゆっくりやってきたい人はこれで良いかと。
デメリットは時間がかかること。
ちょっとずつですから仕方ないですね。
あと達成感や良くなっている感がすぐには得られにくいのと、モチベーションを長い間保つのが大変です。
もう一気にやってしまおう!って勢いのある人はこれが一番。
メリットはものすごく早く良くなります。もちろんちゃんとやればですけどね。
当然デメリットは苦痛さが大ってこと。
「フツーの人でもやらないことをどうして練習しなきゃいけないの?」「もっと他にやり方ないかなぁ」「とにかく早く不安を取り除きたい」と思っている人には向きません。
「一切の安心を捨て、恐怖と向き合っても良くなりたい」と覚悟がある人向け。
苦痛さが大といっても、早く良くなるので長い目で見た場合の苦痛時間はかなり短く済みます。
苦痛の強さが50位のところから始めるのも手。
不安が小さいところから始めるのは物足りない、一気にやるのも自信がない、って人におすすめです。
教科書的にはこれからやりましょうってのが多いです。
不安の強さは無視して生活の中で楽になったらいいなぁってところから始める。
うまくいけば、とてもモチベーションが上がります。
生活が楽になりますからね。
強迫性障害の治療で有名な某先生はこの方法をおすすめしてます。
実際のところは挑戦する所が難しいとなかなか進まないで苦労することもあります。
挑戦の仕方が鍵になりますね。
どこから始めていったら良いかは好みになります。
ポイントは最後までやれるところをやるってこと。
挑戦途中で我慢でず強迫行為をやるともっとつらくなります。
出来ないことを続けて自信がなくなるより、やり切れるところからやっていった方が良いです。
自分がどれくらいでよくしたいのか、どれだけ治したいモチベーションが高いのか、メリットとデメリットを考えて選択しましょう。
動画バージョンはこちら