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潔癖症あるある11選 強迫症との違いも解説

こんにちは鈴木です。

「何度も手を洗ってしまう自分は、おかしいのかもしれない」

「こんなことで気になってしまうのは、自分だけなんじゃ…」

潔癖症や不潔強迫で悩むあなたは、そんなふうに思ったことはありませんか?

でも実は、同じような悩みを抱えている方は、決して少なくありません。

今回ご紹介するのは、「潔癖症」と「不潔強迫」にまつわる11の「あるある」です。

同じような行動や気持ちを共有することで、「あ、私だけじゃなかったんだ」とホッと安心できるかもしれません。

そして、この「あるある」を通じて、あなたが抱えるその感覚が、単なる「きれい好き」なのか、それとも専門的なサポートが必要な「不潔強迫」(強迫症の一種)なのかを理解することが、ご自身の心の状態を知る大切な一歩となります。

この記事では、「自分だけかも」という不安を少しでも和らげながら、“潔癖症”と“不潔強迫”の違いを解説していきます。




潔癖症・不潔強迫あるある


①帰宅したら手洗い・うがい・シャワー・着替え

外の汚れを家の中にいれたくないという衝動に駆られる



②清潔な場所・不潔な場所を作る

ベッドなでキレイにしておきたい場所を作る一方で、外から持ってきたバッグなど汚いものをいれる場所も作る

③スリッパをつかいわける

トイレ用、帰宅してから用、お風呂に入ってから用に分ける



④現金を触れない

お札や小銭は「不特定多数が触ったもの」として、触った後すぐに手洗いをする



⑤ウェットティシュや消毒液を肌身離さずもっている

少しでも気になったらすぐに拭けるよう、カバンに複数常備していることも



⑥宅配便や郵便物は汚いもの扱い

どちらも外から来た汚いものと感じる。ウィルスの生存日を調べ、その日まで触らないでいることも



⑦外から持ち込むものは基本洗うか拭く

買ってきた食品のパッケージや、食品そのもの、外出時に持っていたバッグ、なども対象です



⑧エアコン業者など、他人が自宅内に来るのが恐怖

作業後の床やドアノブをすべて消毒する、または業者を入れること自体を極力避ける



⑨洗濯後のものは手洗いしてからじゃないと触れない

洗濯後の服はキレイなもの扱いなので、そのまま触ってしまうと汚れてしまうと考える


外のトイレは便座に直接座れない

トイレットペーパーを敷いたり、中腰になったりしないと使えない



⑪手洗いは腕まで洗い、きちんとした手洗いじゃないとダメ

石けんの泡立ちや洗う順番にもこだわりがあり、腕まで洗おうとします


いかがでしたか?

以上のことにあてはまることが多かったのではないしょうか?

では、潔癖症と不潔強迫との違いはという疑問が生まれますよね。


潔癖症と不潔強迫(強迫症の一種)は、清潔を求める行動という点では似ているように見えますが、その行動の「質」や日常生活への「影響の度合い」において、大きく異なります。

今回は代表的な4つの点について説明します。



1.行動の柔軟性


潔癖症

自身のルールやこだわりはありますが、状況に合わせてそれを緩めたり、途中でやめたりする柔軟性があります。

例えば、帰宅時に手洗いや着替えをする人でも、疲れていたり、緊急に室内に入った方がよい状況では「まあ、今日はいいか」と手洗い等を省略してリビングに入ることができます。

不潔強迫

緊急的な時であっても自分の意思でその考えや行動を止めることは非常に困難です。

不安に駆られて決まった行為をやり遂げずにはいられず、柔軟に対応できません。





2.時間と頻度


潔癖症

 清潔にするために時間を使いますが、それが日常生活の他の活動を邪魔するほどではありません。

特定の行動を繰り返す頻度も、ごく一般的な範囲にとどまります。

不潔強迫

手洗いや掃除といった強迫行為に膨大な時間を費やし、他の大切なことができなくなります。

ひどい場合には、一日の何時間も同じ行為に費やしてしまうこともあります。



3.苦痛の度合い


潔癖症

きれいにならないと多少は気になるものの、それが強い不安や恐怖、パニックにつながることはありません。

こだわりが満たされることで、心地よさや満足感を得られます。

不潔強迫

その行為をしないと、いてもたってもいられないほどの強い不安や恐怖、不快感に襲われます。

行為をしても不安が完全に消えることは少なく、むしろ時間が経つとまた不安が湧いてきて、さらにその行為を繰り返してしまう悪循環に陥りやすいのが特徴です。


4.日常生活への影響


潔癖症

日常生活で多少の不便を感じることはあっても、それが原因で仕事や学業、人間関係が大きく制限されたり、強い苦痛を感じたりすることはほとんどありません。

不潔強迫

「汚れるのが怖い」という気持ちから、外出や人との接触、特定の場所へ行くことなどを避けるようになり、日常生活、人間関係、仕事、学業に深刻な支障が出ます。その行為自体や、止められない自分への強い苦痛、絶望感、疲労感を感じ、心身ともに疲れ果ててしまいます。



まとめ


清潔に関する「あるある」行動が見られても、その「柔軟性」「時間と頻度」「生じる苦痛のレベル」「日常生活への支障の度合い」が、潔癖症と不潔強迫を分ける重要なポイントです。

不潔強迫は、本人の努力や意思の力だけで改善することが非常に難しい心の状態ですが、適切な治療を受けることで症状を和らげ、日常生活の質を大きく向上させることができます。

もし「不潔強迫かもしれない」と感じた場合は、一人で悩まずに専門家に相談することを検討してみてください。

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