2016.07.17 | 強迫性障害全般
虫が怖くて手洗いや確認をする強迫性障害の対処法
こんにちは。鈴木です。
夏になると出てくるのが虫。
虫をみると嫌だと思って手を洗ったり虫がいないかを確認してしまったりするタイプの強迫の人がいます。
どうすればよいかについては、虫の何が怖いか?何を避けているか?
によって異なります。
今回は、よくある例として
・虫が自宅に出た
・虫が苦手で虫がいそうなところを拭いたり、触ると手を洗ったりするようになった
・洗濯機に入れる時に、きちんと洗えているか不安で何度も洗剤を確認する
・タンスや引き出しにも虫がいるのではないか?ソファなどいろんなところにもいるんじゃないか?と考えて、じーっと見て確認するようになった
こんな感じの人への対処方法についてご紹介します。
手洗いへの対応は不潔強迫と同じ
虫が汚い感じとか嫌な感じがして手洗いをしたり、拭いたりしてしまう。
このような時は不潔強迫と同様「避けているものにあえて触れ、手洗いや拭いたりすることはしない」が対処方法になります。
例えば虫がいた場所を避けているなら、あえてそれを触っていくとか。
床ならゴロゴロするとか。
中にはゴキブリとかのオモチャや写真が見るだけで手を洗いたくなるひとがいます。
黒いものを見ただけで不安になったり、ゴキブリホイホイみたいな虫取りのやつが苦手だったり。
苦手ならそういうのを見たり触ったりすることから始めても良いでしょう。
実際に虫に触れたとしても洗っちゃダメですよー。
「雑菌がー」とか思ったらその不安に慣れていきましょう。
じーっと虫がいるかどうか確認する時の対処法
虫がいるのではないかと思うところ、例えばベッドとかを確認したくなることあります。
じーっとががいないか、黒い点が虫かどうかと確認するとか。
ここではじーっと確認するのが強迫行為なので確認しないようにしましょう。
ただし「確認しない」ってだけではちょっと足りません。
虫か?と思ったら特に確認せずに踏みつけるとかいいかも。
確認せずに虫がいそうなところにわざと座り、いそうな感覚があってもそのままにするとか。
洗濯を何回もしてしまう人の対処法
洗濯をしたくなることがありますよね。
虫がついたのではないかと思った時に。
「きちんと洗剤をいれないと汚れが落ちた気がしない」と考えて何度も洗剤をいれたかどうか、きちんとした洗濯コースになっているかどうかを確認するとか。
この時は「確認しない」とやってもあまりうまくいきません。
確認しないことで怖いのは虫の「汚れ」「気持ち悪さ」だと思います。
ですから洗った後に、虫が触れたかどうか不安な手で洗濯物を触ることをしましょう。
常に虫に汚染されているような状態にしましょう。
そうすると洗剤がどうかなんて確認しなくてもよくなります。
虫に慣れるためのおススメスポット
虫に慣れると強迫も良くなってきます。
山とか川とか自然のあるところにいってキャンプするとかも治療になりそうですね。
「そもそもアウトドアはちょっと苦手」って方はiZooなんかいいと思います。
「ゴキブリの塔」ってのがあって、なんとゴキブリ2000匹が放し飼いになっているそうです!
これはよい曝露になるかもしれません。
長期連休の行き先に悩んだらいかがでしょうか。
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