2014.11.12 | 強迫性障害全般
長い間悩んでいても、重症度が高くても強迫が良くなる人とは?
こんにちは。鈴木です。
強迫性障害の治療をやってきて感じていること。
良くなるかどうかはどれくらい長い間強迫で悩んでいるかどうか、その人の重症度がどうかは、必ずしも関係しないということ。
大事なのは勇気をもって認知行動療法をやるかどうかかなって思います。
長い間悩み、さらに重症度が高いと「こんな生活が嫌だ!」と考えます。
そうすると認知行動療法をやろうとする覚悟がつきやすいのかもしれません。
逆に悩んではいるけれどある程度日常生活が過ごせていたり、周囲をまきこみながらも生活できていると「まぁ、今のままでもとりあえずやれているからわざわざ苦痛な認知行動療法やらなくも・・・」「もっと怖くない方法ないのかなぁ」って思う人もいるかもしれません。そうするとなかなか強迫がよくなりません。
そういう意味ではある程度おいつめられていないと「もう認知行動療法やるしかない!」って思いにくいかも。
家族が強迫行為に応じなくなると、少しモチベーションが上がる人もいます。
出来れば自分から「良くなって○○したい!」「このままじゃ嫌だ!」と、思って、認知行動療法をやってもらった方がよいですのが。
やってしまえば強迫性障害は結構改善します。
勇気をもって認知行動療法に挑戦してみてください。