2014.11.20 | 強迫性障害全般 洗浄・不潔強迫
触っていなくても触ったかどうか不安 そんな不潔強迫の治し方
こんにちは。鈴木です。
洗浄・不潔強迫は汚いと思っているものを触っていなくても不安で洗うこともあります。
明らかに遠い場所にあるものに「もしかして触ったかもしれない」と考えます。
考えるだけで不安になり洗ってしまうのです。
周囲に「触ったかな?」と確認します。
「触っているわけないじゃん」って言われても納得いきません。
そのうち、動くたびに何かに触ったかどうかを確認しないと動けなくなります。
「触っていない」って思い込もうとしてもダメです。
そんなこと考えても「いや、触ったかも」となるだけ。
触ったかどうかわかるようになるためにはどうしたらよいか?って考えるとまずうまくいきません。
いくら考えても「もしかしたら・・・」「自分の記憶がないうちに」といくらでも理屈をくっつけます。
基本的に強迫性障害はアタマで大丈夫かどうかなど理由を考えてもムダです。
どうやったら治るのか
基本的な克服方法は、洗浄・不潔強迫のやり方と一緒。
・汚いと考えているものに触っていく
・キレイにしておきたい場所を汚す
・手や体を洗わない
ぜ~んぶ汚い、汚した、触ったって思えるようにしていくのです。
これをやっていくと、きれいかきれいじゃないか、触ったか触らないかがどうでもよくなります。
周囲は本人から触ったかどうか、キレイかどうか聞かれても「触ってないよ」とか「キレイだよ」とか言ってはいけません。
「触ってもう汚れたよ」とか「さぁね」と答えるようにしましょう。
キレイかどうか理屈でわかるというより、汚いという不安や嫌な感覚に慣らしていく訓練と考えてください。