2014.10.02 | 縁起強迫
縁起強迫の治し方
こんにちは。カウンセラーの鈴木です。
ニュースをみると誰かが殺されたとか、死んだとか、不吉なことがよく流れます。
縁起強迫がある人の一部はそういうニュースが苦手です。
不吉なニュースを見たときにその時やっていた行動をやり直したり、「良い」ニュースをみることをしたり、手を洗いに行ったりして、嫌なことを打ち消そうとする強迫行為をやります。
そのままにしておくと「ニュースで起こったことが自分や周囲に起こってしまうかもしれない」と考えます。
だんだん不吉なことが頭に浮かんだだけで、強迫行為をしなければすまなくなっていくと厄介です。
いつでもどこでも考えは浮かぶ可能性があるので、一日中悩まされるかもしれません。
「そんなこと起こるわけがない」と言い聞かせても無駄です。
理屈で考えても、不吉なことが起きないなんて誰も証明できません。
「万が一あったら」「後悔したくない」となり、やっぱり強迫行為をしてしまいます。
むしろ、症状を悪化させます。
また頭の中で不吉なことを打ち消す行為をしている場合もあるので注意が必要です。
縁起強迫の人の治し方の基本は以下の通りです。
①不吉なことが思うことをあえてやってみる(不吉なニュースをみる等)
②不安になったら、自分の恐れていることが実際に起こっていると考える(大事な人が死んでしまっている等)
③何度も繰り返し練習する(あきるくらいまで)
初めは結構大変ですが、練習していくうちに不吉なことが浮かんでもやり過ごせるようになってきます。