2014.11.26 | ブログ 確認・加害強迫
確認強迫の人が陥りやすいワナ
こんにちは。鈴木です。
確認強迫の人が気をつけた方が良いことがあります。
例えば鍵をかけたかどうかを「感覚があったか」で決定していませんか?
鍵をかけた感覚があるから確認しないでいられる。
一見良いように見えますが、落とし穴があるのです。
確認強迫は「感覚」がわからなくなりやすいのです。
ついさっき鍵をかけたことを見たのに自信がなくなった経験がありません?
そのような感覚があったかどうかを頭の中で確認し始めることもあるでしょう。
それは確認行為のきっかけになりやすいのです。
確認強迫が途中までよくなっているけれど、そこからなかなか良くならないって人によくあるパターンです。
決して記憶力が悪くなっているワケではないので。
だから確認しないで次の行動に移すことができたら大丈夫であった理由を探すことをやめましょう。
「鍵をかけたのを見た」
「鍵をかけた感触があった」
「鍵をかけた音がした」
こんな感覚があろうがなかろうが、確認してはいけません。
強迫の治療はあくまでも不安に慣れていくことがメインです。
感覚がない時に不安を抱えたままで次の行動に移すことがポイントです。