2014.10.26 | 縁起強迫
数字にこだわり続けてつらい その治療法は?
こんにちは。鈴木です。
数字にこだわる。
例えば何でも「3」回やらない不安になるとか。
3以外の数字で終わると「悪いことが起こるのでは」と考えて、やり直します。
うまくいかない時は「3の倍数にするとよい」とか自分なりにルールをつくっていって、やり直しも複雑・かつ多くなってきます。
こうなると日常生活に支障が出てくるかもしれません。
フツウと強迫性障害の境目はどこからか?
数字にこだわること自体は異常ではありません。
ラッキーナンバーをもっていてこだわる人はいます。
日本では4とか9が「死」や「苦」を連想してしまい、嫌だなぁと感じる人もいますよね。
しかし、強迫でない人はこだわりの数字以外のことに直面しても、やり直したり、日常生活を崩すまでこだわり通すことはありません。
日常生活に支障があっても数字にこだわり続けると強迫性障害となってしまいます。
数字にこだわる場合の治療法は?
治療はあえて苦手な数字をとりいれていくことになります。
3にこだわっているのならあえて1回だけにするとか。
4が縁起が悪いと思っているならあえて4回やってみるとか。
それを徹底的にやっていきます。
これまでとは逆にあらゆるものを苦手な数にこだわってみましょう。
最初は怖くて仕方ないかもしれません。
怖いと体が「ゾクゾク」「胸のいや~な感じ」がしませんか?
その「ゾクゾク」「いや~な感じ」をワザと引き起こして、その感覚に慣れていきましょう。
感覚に慣れてくると強迫が良くなってきます。