2015.05.24 | 強迫性障害全般
強迫性障害になりやすい環境
こんにちは。鈴木です。
強迫性障害の原因は不明です。
セロトニンがどうのこうのとか言われていますがあくまでもそれは「仮説」。
原因ではないんですよ。
強迫性障害に限らず、他の心の病気も原因は不明なんです。
ただ強迫性障害が出てきやすい環境はあると思います。
家庭、職場、ヒマ。
この3つは影響します。
正確にいうとこれも仮説になっちゃいますが、強迫の再発や悪化を防ぐ上で役に立ちます。
家族が強迫的だと影響を受けやすいかも
まずは家庭環境。
親が不潔強迫であった場合、子どもにも手洗いなどを強要することがあります。
そうすると、子どもももれなく強迫っぽい行動になってきます。
家族が完璧主義ならば、ミスすると怒られるようになったりする。
そうすると「ミスしていないか」と不安になり、確認するようになるかもしれません。
誤解してほしくないのですが、「親の育て方が原因です」っていっているわけではなく、影響しやすいってことですからね。
そのような環境から離れているならいいのですが、離れていない場合は家族にも協力が必要なことも。
昔からの習慣に引きずられないようにしましょう。
ミスをしたら大変な職場は強迫のきっけかに
ミスをすると大変!って職場なんかで起きやすいです。
銀行員とかが「お金を間違ってしまうのでは」と不安になる。
看護師さんやお医者さんなんかもミスをしたら一大事。
家族と同様、上司がものすごく厳しくてもなりやすいかも。
「ミスしてはいけない」を強く意識しすぎで悪循環になります。
もう少しゆる~い心持ちになると、もっと仕事が楽にできるようになります。
100点は目指さない方が仕事は続けやすいです。
時間があれば不安なことを考えます
考える時間があると強迫観念が浮かびやすくなります。
よく言われていることですが、ヒマはうつや不安のエサです。
ですから、やる気なかったり、だるいなぁって思っても動いた方が良いことも。
ただ、何かやろうと思って、ネットで不安について調べているともっと不安になります。
不安とは関係のないことを、ヒマな時はやっていきましょう。
環境からの影響が大きければ、そこを改善していきましょう。
治療していくうえで良い影響がありますよ。
もちろん、行動療法も一緒にやることが前提です。