2015.09.18 | 強迫性障害全般
強迫で悩んだら、いつ行動療法を始めればよいのか
こんにちは。鈴木です。
行動療法を始めるタイミングの一つの目安。
行動療法やるしかないって思った時です。
他の方法を探しているならまだやらないでおきましょう
「行動療法以外の方法ってないか?」って思っている人は、行動療法をやっても失敗する可能性が高いです。
強迫性障害に行動療法は薬以上に有効な方法です。海外では第一選択肢の治療法になっています。
最後までやり通してもらえれば7~9割が良い方向に向かうっていわれてますし。
しかし、不安に直面する「やる気」と「覚悟」が必要となります。
だから「他に方法はないか?」って思っている人は、途中でつらくてやめてしまう可能性が高いです。
薬物療法は並行してやっても構いません。
ちなみに強迫性障害に行動療法と薬以外の有効な手段は今のところありません。
あったらすでに紹介しています。
私は行動療法にこだわりたいわけではないので。
もっと楽に良くなるのならそっちの方をご紹介したいのですが、残念ながらありません。
重症度が高くてもやる人はやる
行動療法は不安に自ら直面していく方法なので、
「本当にこんなことできる人いるの?」って思うかもしれません。
いっぱいいますよー。
重症度が高くてもやる人はやります。
むしろ、苦痛であっても日常生活がソコソコ送れていると「行動療法やらずになんとかならないか」とか、「これくらいでいいか」と練習が甘くなり、なかなか良くならなかったり、再発する人が多いです。
それに強迫歴が長い人でも良くなることがわかっています。
私も30年くらい強迫に悩んでいた人が良くなっていったのを経験したことがあります。
「私は重症だからできない」ってことはありません。
少なくともやれるところはあります。
やる選択をするのか、やらない選択をするのか、です。
やるしかない!って思ったら、もうすでに治る一歩が踏み出せています
逆に行動療法をやるしかない!って思っているなら、行動療法をそろそろやる目安です。
よくよく考えてみれば、やる気があってやってしまえば治る可能性が高いって心の病気としてはすごいこと。
そもそも行動療法ってどんなことするの?って思ったらこのブログの過去の記事をみていただければと。
個別に「私はどんなことすればよいの」って相談は、カウンセリングの申し込み(有料)をしてください。