2015.01.07 | 強迫性障害全般
どこまで強迫の不安に挑戦していったらよいのか?
こんにちは。鈴木です。
前回の記事
「なぜ強迫性障害の治療は普通の人でも嫌なコトをやらなくてはいけないのか?」
について、ツイッターでご質問をいただいきました。ツイッターはこちら。
以前にもツイッターで別の方から似たような質問をもらったことがありました。
他の方も疑問に思っている人も多いと思いましたので、ブログでもお答えしようかと。
強迫性障害の治療は極端なことをやることがありますが、どこまでやればよいのか?限界があるのでは?ということ。
実際に触ったら危険な化学物質が怖かったらどうすればよいの?
ウンチが怖かったら?
仕事で確認をすることが業務に含まれていたら?
こんな時にはどうすればよいかなんですよね。
化学物質で怖い人の多くは「化学物質が含まれているのでは?」と考えて避けているものがありますよね。
それに触れていくとよいです。
原液に触らなきゃいけないってことではありません。
原液を手に入れるのはあまりできませんからね。
原液が手に入るものだったら?というと、例えばハイターみたいな漂白剤が怖かったら容器を触ったり原液を使って漂白してみるとか。
ウンチについてです。
「ウンチがついているのでは?」と不安になって手を洗わないでおくとか、手を洗わないで自分がきれいにしておきたい場所に触るとすると良いでしょう。
便座など便が付着していると思われるところを触るのもよいでしょう。
もちろんちょっとウンチに触っても問題ありませんが。
仕事で確認をすることが業務やマニュアルの一部になっている場合。
その場合はもちろんマニュアルに従うことになるでしょう。
しかし、それ以上にやってはいけません。
「それは当然のことじゃないか」って思うことも、強迫を治すためにはやらないほうがよい確認のこともあります。
アタマの中で「大丈夫」と確認してもいけませんよ。
実際のところは考えているほど「そこまでやる必要はない」ってことは少ないです。
つまり「やってみましょう」ってことがほとんど。
初めは「そんなこと絶対できない」って言っていた人でもやっていけばできるようになっています。
やれるところからやっていきましょう。