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強迫性障害で数字にこだわる人の改善方法を解説!

こんにちは。鈴木です。

 

強迫性障害で数字にこだわることがあります。

4だと不幸なことが起こる、逆に4以外の数字じゃないともう一回やり直すとか。

不潔強迫、縁起強迫、不完全恐怖などあらゆる強迫で起こります。

 

今回は

 

・特定の数字を恐れる

・特定の数字で実行しないと気が済まない

 

この2つのタイプの対応方法について解説していきます。

数字にこだわっている人がこだわりを減らせるようになりますよ。

 

 

 特定の数字を恐れる人

 

特定の数字を恐れる人は縁起強迫でよくあります。

4を見ると不吉なことが起こるのではないか」と考えて4を避ける。

体を洗う時に数字を考え4 で終わると不安になることも。

カレンダー、時計、テレビなど様々なものから数字を拾い、不安になります。

 

それを打ち消すために、別の数字を思い浮かべたり、別の数字を見たり、「何も不吉なことは起こらない」と否定をしようとしたりします。

これが強迫行為です。

 

強迫行為をやることによって、一時的には安心するけれど悪化していきます。

4を考えないようにしよう」と考えている時点で4について考えてますからね。

忘れよう、別のことを考えようとすることが、もっと思い出させる結果となります。

 

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 数字を避けている人の対処法

 

避けることで強迫がひどくなっているなら、避けずに不安なことをしていくと慣れきて改善してきます。

特定の数字を恐れている場合の対処法は、あえて不安な数字に直面していくことです。

 

例えば、4を見た時に何かをすると「悪いことが起こるのではないか」と考え、見るのも話すのも、数えるのも不安な場合。

・あえて4を見たり想像したりして「悪いことは起こる」と考える

4を紙に44個書く

4を口に出して44回と言う

・スマホの待ち受けを4の数字にする

・自宅のよく見る場所に4を張り付ける

 

こんな感じで4まみれの生活にしていくとよいです

4マニアか!ってくらいやっていきましょう。

 

 

 

 特定の数字で実行しないと気が済まない人

 

不安な数字を避けるのと逆で、特定の数字じゃないとダメってタイプです。

あらゆる強迫にありますが、不完全恐怖系の人が多い印象です。

 

例えば

・体を洗っている時に体を洗う回数が3回と決まっていて、その回数じゃないともう3回やり直す

・数えている時に雑念が浮かんだり、音が入ってきたりして集中できないと「きちんと数えられていない」と何度も繰り返す

3回やったつもりが「実は3回やってなくて2回だったのでは」とやりなおす

 

エスカレートしていくと3の倍数やらないと気が済まなくなる場合もあります。

これが体全体にとなると一からやり直しになるので途方もない回数をやりなおさなければなりません。

こうなるともう泣きたくなりますよね。

 

3回じゃないと「何か悪いことが起こる」「きれいになっている気がしない」という不安から逃れるためもありますが、スッキリ感を求めてやっていることが背景にあることが多いです。

 

完璧な状態で3を数え、記憶して、100点で最後の3を数えられるまで終わらなくなります。

 

周囲から「いい加減、手洗いやめなさい」と言われると、完璧に数えられないのでイライラしてさらに手洗いが長くなります。

 

洗うのが嫌なので入浴を避けるなど、不安場面を回避するようになる人も多いです。

 

 

数字のこだわる人は、こだわりを削っていく 

 

不安なら不安なことをするのが改善のコツ。

自分が嫌なことをしてきましょう。

 

例えば、完璧な3回洗うことにこだわっている人であれば

・あえて1回で終わらせる

・周囲の音を聞きながら完璧に数えるのを邪魔をしながらやる

・家族と一緒に入浴して、家族と同じやり方をマネして洗う

 

いきなりこんなことできない!って人は、100点満点の数え方から90点、80点、70点の数え方にするなど、少しずつ不完全な洗い方・確認の仕方にしていき、最終的には3にこだわらないようにステップをふんでいくと良いです。

 

集中できないまま、納得しないまま、曖昧なままで生活をしていきましょう。

 

ただこのタイプは一人で練習しようとしてもなかなかうまくいかない人も多いので、認知行動療法の専門家のもとでやった方がよいと思います。

 

 

 まとめ

 

数字にこだわる強迫への対応について書きました。

今回挙げた対処法はあくまでも例で、実際の対処法は人によって違います。

自分が何がどのように怖いかを考え、今回の記事と同じようなところがあれば、参考にして練習していってください。

 

何をどうやったらよいかわからない!って人は、カウンセリングで相談してくださいね。

 

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