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強迫行為をしている時に音がするとやり直してしまう人の対処法

こんにちは。鈴木です。

手洗いや確認など強迫行為をしている時に、誰かに話しかけられたり、雑音がしたりするとやり直してしまうことってありませんか?

話しかけられると「話しかけないで!」とイライラして家族を怒鳴ってしまったという経験がある人も多いのではありませんか?

強迫のあらゆるタイプでよくある現象です。

今回は強迫行為をした時に音が気になる場合の対処法について書きます。

 なぜ音が気になるのか?

強迫の人が音を気にするのは「完璧な強迫行為をできない」が大きな理由でしょう。

音がすると・・・

・きちんと洗えたかわからなくなる

・きちんと確認できたか不安になる

・きちんと儀式をしていないから何か悪いことが起こりそうで気になる

・100%ルール通りにいかないからスッキリしない

こんな風に考えて強迫行為をやりなおしていませんか?

とある専門家の方が「頭の中の潔癖症」と例え話を言っているのを聞いたことがあるのですが、まさしくそんな感じです。

頭の中をキレイさっぱりの状態で強迫行為をしたい。そうじゃないと不安なことが起こる、スッキリしない!って感じで。

雑音のような少しでも集中がそがれるようなものが五感に入ってくると、完璧じゃないから気になり強迫行為を一からやり直します。

それで何時間も強迫行為をやる人もいます。

他人から話しかけられると「もう少しで完璧だったのに!」と考え、イライラするでしょう。

そうすると「もっと集中して手洗い(確認)しなきゃ!」となります。

「音があってはならない」と考えることは、音を意識することになりますのでもっと音に敏感になります。

こんな感じでどんどん悪化していきます。

 音を遮ることは逆効果

強迫行為はやると悪化する。

ってことは、そもそも「音はきこえないように意識を集中して強迫行為を完璧にこなそう」ってのは、やってはいけない行為なわけです。

そして「確認を減らすために、意識を集中して確認しよう」は、集中することで安心感を得ようとしているので強迫をひどくさせます。

頭の中で強迫行為をしているようなもの。

同じ理由で「音を気にしないようにしよう」「音が気になるから耳栓」ってのもダメです。

 雑音も受け入れていこう

このブログで何度も紹介しているように、強迫を克服するためには自分が避けていることに直面して、その恐怖感やモヤモヤ感に慣らしていくことが必要です。

音が気になる人は意識を集中できないことで嫌なことが起こるのを避けているので、そこに直面していくとよいのです。

例えば、あえて雑音を気にしながら玄関のカギを閉め確認せずに外出するとか。

雑音をいれることで頭の中の強迫行為を邪魔してくれます。

集中できないのでカギをしめた感がなく、もっと怖くなりますよね。

その怖さを十分に味わい何度も練習していくことで、鍵をしめたかどうかの感覚にこだわりが少なくなり改善に向かいます。

先ほどの「頭の中の潔癖症」の例でいえば、頭の中をキレイに意識を集中できる状態から、雑音やその他の感覚も感じ取り「意識が汚れている完璧でない状態」にして日常生活を続けるのです。

単に「音がしてもやり直さない」ではなく、積極的に意識を集中させないようなことをしながら、強迫を邪魔して不安に慣らしていくようにしてください。

 まとめ

強迫行為をしている時に音が気になってやり直ししている場合の対処について説明しました。

今回の話のように意識を集中して完璧な手洗いと確認をしようとしてしまうとうまくいきません。

雑音は練習のよいチャンスだと思って、積極的にチャレンジしてください

動画はこちら

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