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強迫性障害全般

不安な時どう考えたら良いの?強迫性障害の観念との向き合い方

2016/12/11

こんにちは。鈴木です。

 

不安な気持ちになった時「どんな風に考えればいいですか?」とよく聞かれます。

「不安なことは起こってしまった」と最悪のことを考えて不安に慣らしたり、

「不安なことが起こったらその時考えよう」ってやったりすることもあります。

 

しかし、「そんな風にやったけどうまくいきません」ってなる人が多いと思います。

 

それはなぜか?どうすればよいのか?について説明していきます。

 

不安から逃げようとしていませんか?

 

「どんな風に考えればよいか?」のほとんどが「どう考えれば今すぐ不安から抜けられるか?」という意味合いだと思います。

よくよく考え見てください。

強迫性障害の治療は「不安に慣らしていくこと」でしたよね。

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ってことは「不安なことが起こってしまった、と最悪のこと考えたら楽になるだろう」は、安心させようとする行動なので、うまくいきません。

最悪のことを考えたら、不安が強くなるにきまってます。

不安を強くして慣らす練習なので、不安は強くして問題ないのです。

最悪の考えに慣らしていくと、結果的に不安は弱まりますが。

 

「不安なことは起こってから考えよう」というのも、「水道の蛇口は確認しない」と不安の低いことは「まぁ、そうなったらその時で」と考えられるかもしれません。

そういう人は「まぁ、水道代ならそこまでいかないし、最悪お金ですむ」とどこかで安心しているものです。

しかし「鍵をかけなかったら、強盗が入って家族が殺されてしまうかもしれない」となると、「起こってから考えよう」と安心できないですよね。

「死んでからじゃ遅い!」

「そんな風に考えられません」

となります。

 

「不安なことは起こってから考える」は表面的にそのように思おうとすることではありません。

ホントに怖いことをして「起こってから考える」ことをしなくてはならないのです。

 

「最悪のことを考えて不安に慣らす」「不安なことは起こってから考える」は不安を受け入れる手段として使われます。

「受け入れる」は「不安やモヤモヤがなくなる」ことではありません。

不安自体を認めて、そのままにしていくことです。

結果的に苦痛は減っていきますけど。

苦痛やモヤモヤから逃れようとしてひどくなるのが強迫性障害なので。

 

以上のように不安な時の心持ちを「どう考えたら不安を消せるか?」という意味でやっていると何をやってもうまくいきません。

 

 

 

 考えを変えようとするだけでは何も変わらない

 

では、どうやったら不安を受けれいれるようになるのか?

 

「どう考えればよいか?」と悩んでいる人は肝心なことをやっていません。

不安に慣らしていこうとする行動をしていないのです。

 

「どう考えるか?」にこだわる理由の一つは「不安なことに直面しないでなんとかしたい」と逃げの姿勢になっています。

ジェットコースターが怖い人が「どういう心持ちでいたら怖くないか?」「ジェットコースターにのる勇気がでるコツは?」って考えて、ジェットコースターにのらないようなものです。

そんな人がいたら「そんなことしてたって乗れるようにならないって。何度も乗ってみようよ」って言いますよね。

 

「考えが変わって不安が下がったら、いろいろやってみよう」って思っていませんか?

○○療法や自己啓発の本を多量に読んだり、ネットで情報をたくさん調べていませんか?

 

不安は理屈では納得してくれません。

一つ理屈で安心しても「じゃぁ、この場合は?」といくらでも不安は出てきます。

多くの人はこの図のように考えています。

 

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この図の流れは間違いです。

 

考え方を変えようとしているだけでは、不安も受け入れられないし、行動も変わりません。

強迫の思うつぼです。

特に頭の中で確認する系の強迫の人は気を付けてください。

「どう考えたらよいか?」って考えていること自体が強迫行為だったりします。

 

あと最悪のストーリーを考えているつもりが、単に「こうなったらどうしよう」と不安を考え込んで落ち込んでいるだけで、強迫行為をしているのと変わらない人もいます。

 

 

 行動を変えることで、不安も考え方も変わってくる

 

不安に慣らしていくためには行動に移していくことが必要です。

不潔強迫の人なら汚いものに触る、確認強迫の人なら不安なことをして確認しない、縁起強迫の人ならあえて縁起の悪いことをする、不完全恐怖の人ならあえてモヤモヤするようなことをする。

不安・モヤモヤする行動をして「もう汚れてしまった」等、不安を受け入れようとすることを続けると、不安に慣れてきて「不安なことは起こってから考えよう」と思えるようになってきます。

つまり行動が変わった後に不安を受け入れられたり、考え方が変わったりするです。

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「不安な時、どのように考えたらよいのか」と考えている人は、今すぐ行動に移しましょう。

「どうすれば不安に挑戦する勇気がでるのか?」「勇気が出るコツは?」と考えている人も同様です。

強迫の場合、考え方が変わるのも不安にとらわれなくなるのも、不安なことをしたり不安を抱えたまま行動した後のみです。

逆はないと思ってください。

 

「どう考えればよいか」ではなく「不安なことをあえてする」「不安を抱えたまま行動する」。

これを忘れないようにしましょう。

 

自分ひとりではどうやっていいかわからないって人は、カウンセリングで相談してくださいね。

カウンセリングの申し込みはこちら。

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2014/12/20    カテゴリー

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