blogブログ

強迫の不安で他のことに集中できない時の対処法

ルーティンの生活になっている人は気を付けましょう。こんにちは。鈴木です。

 

強迫観念が起こっても、強迫行為をせずに日常生活を送ることは大切です。

不安やモヤモヤがあっても、他のことをしていくといいんです。

そこでよくある質問。

 

強迫行為をしないで他のことをやろうとしても不安で集中できません。どうしたらよいですか?

 

そりゃそうですよ。

集中なんてできるわけないです。

 

ではどうすればいいのか。

今回はこの疑問の答えを書きました。

 

 

他に集中しようとしていることが逆効果になっている

 

基本的に不安が強い時って、怖い考えや不快な体の感覚に注意が向いています。

「鍵をしめたかなぁ」「ちゃんと洗えたかなぁ」「ドキドキ」「ゾワゾワ」とか。

 

この考えや感覚に注意が向くとさらに不安が強くなる性質があります。

 

動いている時でも「ちゃんと確認できていないのでは」と浮かんできます。

「考えないようにしよう」としてもムダ。

「〇〇を考えないようにしよう」って思ってる時点で「〇〇」を考えてるから。

むしろもっと〇〇を考えることになります。

だから「強迫観念を消すにはどうしたらいいだろう」「強迫観念を消す方法ってどうするんだろう」って、考えている人は、どんどん強迫にとらわれるのです。

 

「強迫を忘れるために他のことに集中しよう」って考えている時点で強迫について考えています。

だから集中しようとしたって出来ないのです。

 

 

 じゃぁ、どうすればいいの?

 

集中しないまま行動を続けましょう。

よくよく考えてみれば「やるべきことに集中できないから不安なことに集中する」っておかしな話です。

今やることに集中できなくてもそのまま行動して下さい。

少なくともじっとして不安に集中するよりはマシです。

強迫の不安にこれまで100%近く注意が集中していたのを、行動することでちょっと注意の割合が行動にうつります。

 

強迫の人は100%のことをしようと思いがち。

不安がゼロでなければいけない、100%集中して行動しよう、とか。

 

とっても強迫が喜ぶことの一つです。

そういうのは強迫のエサになります。

強迫をかまっていることになるので。

 

一つのことに集中していないってことは、いろんなところに目が向けられるってこと。

とっても柔軟な思考法といえます。

だから一つのことに集中せず、解決しない不安はそのままにして中途半端にいろんなことをやっていく練習をしましょう。

 

そうすると強迫観念があっても自由に動けるようになります。

 

それでも、強迫の影響力が大きすぎて集中しないまま動くのが難しい人もいますよね。

そんなひとにおすすめなのが変化をつけた生活にすること。

毎日同じような生活をしていると考え込みが起こりやすいので強迫にエサになりやすいのです。

自動的に動いているので、注意が不安にいきがちになります。

ルーティンの生活になっている人は気を付けましょう。

 

一方でいつもと違った行動パターンをすると、新しいことに注意が向きやすいため強迫の影響力を少し減らすことができます。

 

例:

・いつもと違った道を歩く

・いつもと違ったものを食べる

・いつもと違った人に会う

・いつもと違った音楽を聴く

・右でもっていたものは左に持ち帰る

 

これ自体が不安への挑戦になる人もいるかもしれませんけど。

 

 

 まとめ

 

強迫の不安で他のことをやろうとしても集中できないと思ったら、集中しないで行動を続けることといいです。

またいつもと違った行動パターンをすることで、強迫観念の影響力を減らしやすくなります。

地道にやり続けることが大事ですよ。

 

なんだかんだいっても、一人で治療していくのは大変です。

アドバイスをもらいながら治療をしていきたい人は、カウンセリングにどうぞー。

 

手洗いが長くても不潔強迫とは限らない 強迫の対処法を考えるコツ

こんにちは。鈴木です。

 

手洗いが長い、入浴が長いからといって、不潔強迫とは限りません。

盲点になりやすいところ。

 

何かぴったりとくる数字や言葉の時に手洗いをやめなきゃ気が済まないって場合もあります。

誰かに話しかけられたり、音がしたり、雑念が起こったりするとやり直し。

100点の手洗いをしないと、とにかくダメ。

 

不完全恐怖かもしれません。

 

洗うことだけでなく、シャンプーのポンプを押す回数・音・タイミング、外に出るタイミング、心の中で数を数えるなど、あらゆるところで自分がしっくりくる状態じゃないと先に進めません。

 

不潔強迫のやり方で治療しようとしてもうまくいかないので、見分けることは大事です。

どのタイプの強迫にも言えますが、目に見える症状で対処法を決めてはいけません。

 

今回は手洗いや入浴が長い時の、不完全恐怖と不潔強迫との見分け方のコツ、治療法についてご紹介します。

対処法は症状だけでなく、どのように決めていけばよいのかも書いていますので、他の強迫タイプの人も参考にしてください。

 

「家族が不幸になってしまうのでは」って強迫タイプによくある質問

こんにちは。鈴木です。

 

「家族や大事な人に、何かあったらどうしよう」

 

様々な強迫で出てくる症状です。

不潔強迫なら「家族がウィルス感染したらどうしよう」と考えて周囲を綺麗にするかもしれません。
確認強迫なら「薬を間違って飲み込んだらどうしよう」と考えて確認をします。
縁起強迫なら「家族に不幸なことが起こったらどうしよう」と考えて、何か儀式をするでしょう。

 

実際の治療では、家族や大事な人が大変になってしまうかもしれない不安に慣れていく練習をします。
家族を汚す、危険だと思っているものにさらす、不幸になりそうなことを考える、など。

 

治療方法を説明するとよく聞かれることがあります。

家族を危険にさらして強迫を治すって、どうかなぁって思うんですけど

 

強迫性障害の人が集まるLINEのグループ(OCDサロン)でも話題になりました。 

行動療法で治す=家族に危険なことをする、危険な人物になること、になってしまうことがあります。。

強迫にコントロールされているのですが、そこにはなかなか気づけません。

さて、この問題をどう解消するかについて書いていきます。

 

強迫の不安に慣れるってどういうこと?

こんちは。鈴木です。

 

不安に慣れるって、どんな感じなんですか?なかなか体感できないのですが

 

強迫性障害の方が集まるLINEグループ(OCDサロン)でも話題が出たし、カウンセリングでもよく聞かれます。

 

不安に慣れるってどういうことなのか?慣れる体験をするためにはどうすればよいのか?

今回は「不安に慣れる」について書きます。

対応地域

  • 北海道
  • 青森
  • 岩手
  • 宮城
  • 秋田
  • 山形
  • 福島
  • 東京
  • 神奈川
  • 埼玉
  • 千葉
  • 茨城
  • 栃木
  • 群馬
  • 山梨
  • 新潟
  • 長野
  • 富山
  • 石川
  • 福井
  • 愛知
  • 岐阜
  • 静岡
  • 三重
  • 大阪
  • 兵庫
  • 京都
  • 滋賀
  • 奈良
  • 和歌山
  • 鳥取
  • 島根
  • 岡山
  • 広島
  • 山口
  • 徳島
  • 香川
  • 愛媛
  • 高知
  • 福岡
  • 佐賀
  • 長崎
  • 熊本
  • 大分
  • 宮崎
  • 鹿児島
  • 沖縄

海外

スカイプのみ対応

© KOMAYAMA COUNSELING OFFICE. All rights reserved.

Top