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縁起強迫を克服するキホン方法

 

 

こんにちは。鈴木です。

 

節分などこういう縁起物の行事になると、不安になりやすい縁起強迫。

「きちんとやらなければ、悪いことが起こるのでは」

「〇〇の時に不吉なことを考えたら・・・」

こんなことを考えて、その時やっていた行動をやり直したり、アタマの中で良いイメージを思い浮かべたりしていませんか?

一時的に安心しても、あとでもっと怖くなるだけ。

では縁起強迫の人はどのようにして克服していけばよいのでしょうか?

 

 

縁起強迫を克服するキホン方法

強迫性障害の治療の基本は、不安なことに慣れていくこと。

これは縁起強迫も同じです。

自分がどんな状況が怖いのか?どんな風に考えると怖いのか?を振り返ってみてください。

怖い考えを思い浮かべながら、そのまま行動をやり続けるのです。

例えば「恵方巻きを食べている時に不吉なことを考えたら、悪いことが起こるのでは?」と不安であったら、わざと不吉なことを考えながら、食べ続けます。

恵方巻きの方向にこだわりがあるのであれば、わざとずらして食べてみてもよいかもしれません。

どんどん縁起の悪いことをやっていきましょう。

「大丈夫、大丈夫」「何も起こるはずはない」なんて考えてはいけません。

そうすると、ものすごく怖いハズです。

ゾクゾクっとした嫌な体の感覚が出てきませんか?

どんどんその感覚を引き起こして、慣れていくことが治療になってきます。

 

治療中に考えがちなこと

「万が一、嫌なことが起こったらどうしよう」となるでしょう。

「こんな苦しいのなら、強迫行為をやった方がマシ」と思うかもしれません。

また治療中に起こった嫌なことを「あの時強迫行為(儀式)をやらなかったからだ」と考えるかもしれません。

これらの不安を乗り越えていきましょう。

ものすごく大変なことですが、治療をやり続けることで不安なことが思いうかんでも大丈夫になってきます。

 

 

「不安なことは起こらない」ではなく「不安でもやり過ごす」を目指す

注意したいことがあります。

それは強迫行為をしなくても「何も起こらなかった」とアタマで理解することではない!ってこと。

これをよく間違えます。

アタマで理解しようとすると「今までは起こらなかったけど、次は起こるかも」「さっき悪いことが起こったのはきちんと儀式をやらなかったせいでは」と、いくらでも不安なことを結びつけます。

だから家族やお医者さんに「こんなこと考えても大丈夫だよね」と確認することもダメです。

強迫観念を理屈で説得させようとしても無駄なのです。

「何も起こらないから大丈夫」ではなく、どんな不安なことが頭によぎっても、やり過ごせるようになることを目指しましょう。
これは不安に慣れる練習をすることで、できるようになってきます。

習うより慣れろ!ですね。

 

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